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N side

雅「大ちゃん...」

相葉さん含め、ここにいる全員が言葉を失っていた。

だって隣で相葉くんの声を聞いてメモを取ってた潤くんの手元を見たら、そこには『あ、ら、し、に、も、ど、り、た、い』って書いてあったから。

戻るも何も、大野さんは今でも嵐のメンバーだし、どうしようもなく子供で甘えたな俺たちをまとめてくれるリーダーであることはこれからも変わりないはずだけど
「大野さん...もしかして、あの時聞こえてたの?」
そう言って俺がそっとその細い手を握ると、微かに口元がピクリと動いたんだ。

それを見て、俺たちは顔を見合わせ
翔「智くんごめんっ!隠すつもりじゃなかったんだ...」と3日前の夜、大野さんが寝た後にリビングで4人揃って話してた『あること』についてゆっくりと話し始めた翔さん。

20分後、その全てを理解したのか俺の手を『キュッ...』と握ってきた大野さんの目にはまた涙が浮かんでて
「泣かないの^^一人だけ置いてく訳ないでしょ?」とその手を握り返すと、綺麗な涙が一筋流れたんだ。

その『あること』とは、『大野智の復帰について』。

もちろんまだ早いと思うこともあるけど、色んな人達との出会いやサポートがあればなんだって出来ると思うし、今ある症状だってもっと良くなるって信じてる。

だから『どのタイミング』で『どういう番組』で『どんな企画なら出来るか』を徹底的に話し合って、大野さんにとって一番の最善策を自分達なりに探してたんだけど
「これからは、一緒に考えていきましょうね^^」
そう言って頬に残ってた涙を親指で拭ってあげると、安心したかのように小さくふわっと笑ったんだ。

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名無し18750号(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか? (2022年6月3日 10時) (レス) id: 6794d7e2b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みのり | 作成日時:2022年5月23日 10時

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