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A side

翔ちゃんが泣いてるのを見たのは、大ちゃんが倒れた時以来だった。

あの日、大ちゃんが運ばれていった病室に誰よりも早く駆け付け
翔「智くんっ...智くんっ...」と膝をついて手を握り、人目も気にせず泣き続けてた翔ちゃん。

でも大ちゃんが目覚めてからは、そんな素振りを全く見せず
翔「大丈夫。大丈夫だよ。」とひたすら励まし、寄り添い、まさに『夫婦』のように支える姿を見てたから
「翔ちゃん、良かったね。」
翔「...んっ。」と堪えきれなくなった涙が溢れ出した翔ちゃんを、僕たち3人は茶化しながら宥めていた。

その後、大ちゃんでも出来る簡単なゲームで遊んだり、スタッフさんがサプライズで持ってきてくれたケーキを囲んで記念写真を撮った僕たち。

その中心にいる大ちゃんは、無意識なのかずっと翔ちゃんの手を握ってて
智「...しょぉ。」
翔「ん?な〜に?」と時々顔を見合わせて微笑み合う姿は、やっぱり『夫婦』みたいだった。

そして番組収録も無事終わり、本当の『シェアハウス』に戻ってきた僕たち。
ニ「いや〜盛り上がりましたね^^」
潤「ケーキは驚いたよな^^」
翔「楽しかった〜^^」
「またやりたいね^^」なんて言いながらカバンを置いていると、ふと聞こえた
智「っ...み、な...」という大ちゃんの声。

その声にもちろん全員が反応して駆け寄ると
智「...っも、ど、れ、た...ぁ、り、が、とぉ。」って時間を掛けて伝えてくれて
「ぐすっ...大ちゃんっ!」と抱きついた時に背中に回された変わらない手の温もりは、これから先の未来が必ず良い方向に進んでいくことを見据えているようだった。
END

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名無し18750号(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか? (2022年6月3日 10時) (レス) id: 6794d7e2b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みのり | 作成日時:2022年5月23日 10時

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