青い空間。 29 (ページ11)

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O side

潤「あれ、リーダーどした？具合悪い？」
翔「めっちゃ顔色悪いけど...」
雅「寝てたほうがいいんじゃない？」

ニノに支えられながら席に戻る途中、やっぱりみんなにバレて心配されて『こんなことならトイレから出ないほうが良かったかも...』なんて思ってたおいら。

そしたら
ニ「も～そんなにいっぺんに喋ったら、大野さん困っちゃうでしょ？」っておいらの耳に響かないくらいの声で3人に注意して
ニ「とりあえず早く座らせたいから、相葉さんそこ開けて！」と道を塞いでいた相葉ちゃんを手で追い払うような仕草をしたニノ。

慌てて道を開けてくれた相葉ちゃんに申し訳なくて
「ごめんね...」と少し頭を下げたけど
ニ「謝んなくていいの。ほら行きますよ＾＾」ってさっきとはまるで違う優しい声でおいらに話しかけてくれたニノは、そのままゆっくり寄り添うように席まで連れていってくれた。

その後も
ニ「寒くない？一応これ掛けといて。」ってブランケットを掛けてくれたり
ニ「なんかあったかい飲み物頼もっか。スープとかなら飲めそう？すいませ～ん！」ってCAさんにお願いしておいらが口に出来そうなものを頼んでくれたニノ。

もちろん他の3人も傍でずっと心配してくれてたけど、ずっと隣に居てくれたのはニノで
「ふぅ...」
ニ「落ち着いた？寝れるなら、寝ちゃっていいよ。」
そう言って母ちゃんみたいにお腹を優しくポンポンされたおいらは、すぐ夢の中へと入っていったんだ。