青い空間。（短編集） (ページ30)

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A side

『パニック障害』
僕たちは大ちゃんを支える為に、嵐を充電期間として一時休止する事、5人で一緒に暮らす事を決めた。

ちなみにシェアハウスの家は社長が買ってくれた所。
すごく広いんだ^^

それから一年。
だいぶこの家に慣れてきた大ちゃんを、今日は翔ちゃんが少しでも外に行こうと誘っている。
『やっぱり難しいかなぁ...』と思っていると、翔ちゃんがしっかりと手を繋いで大ちゃんと一緒に部屋から出てきたんだ。

「おっ！大ちゃんその服いいね♪どっか行く？」っていう僕の言葉に
智「みんなと一緒に..玄関まで、行きたい。隣、居てくれる？」と小さく話した大ちゃん。

ニ「もちろんですよ^^手、繋ぎましょ♪」と言ってニノが手を繋ぐと、嬉しそうな顔を見せてくれた。

一年ぶりにみんなで並んだ玄関の前。
大ちゃんを見ると唇が震えていて
「大ちゃん、やめとく？無理しなくていいよ？」って言ったけど
智「みんなが..いるから...っ大丈夫。」と震える手で玄関の扉に手をかけた。

『ガチャ...』

外の光が少し見えただけで
智「っ！もう、いい...」と扉を閉めた大ちゃんを
潤「うん。頑張ったね、今日はおしまい^^」って松潤が優しく宥めて、リビングに誘導した。

何年かかるか分からないけど、大ちゃんと一緒にまた活動できること信じてるから。
僕たちはこれからも、みんなで大ちゃんを支え続けていくよ^^
END