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ささえつづける ページ26
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ある晴れた日のこと。
「智くん、一緒に外で少しお散歩しない？」と言っても
智「外こわいから、いい。」と頑なに部屋から出ようとしない智くんに俺は苦戦していた。
下を向いてしまった智くんに
「大丈夫だよ^^みんなも一緒だよ？玄関の扉までとかならどう？」っていう提案をしてみたら
智「...ずっと隣にいてくれるなら、ちょっとだけ...」とオドオドしながら言ってくれた。
「うん。絶対隣にいるから、みんなもね^^」と約束した俺は、パジャマのままの智くんに
「今日の服、これだから^^着替えれる？」と言って長袖のTシャツとジーパンを渡した。
頷いてくれた智くんの姿を見て、俺は少し安心していた。
このやりとりをしたのがほんの15分前の話。
外に出るのが大好きだった智くんが、こんなにも外出を嫌がるようになった訳...
それはあの事件が起こってからだった。
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作者名：みのり | 作成日時：2016年3月16日 2時
