青い空間。（短編集） (ページ11)

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ゆっくりとページ11

(シェアハウス設定) N side

「ただいまー。」
潤「お疲れ。夕飯出来てるよ。」
雅「ニノちゃんおかえり！おつかれさま♪」
翔「おかえり。夕飯一緒に食べよう？」
そんないつもの会話。

実は私たち、ある時から一緒に暮らしているんです。

それはある日の午後。
突然の知らせで、大野さんのマネージャーから
マ「二宮さん！！...はぁはぁ...ドラマの撮影中に車が突っ込んできて、大野さんが巻き込まれてしまったので、病院まで来ていただけますか？」と電話越しの焦った声が聞こえてきたんだ。

最初は訳が分からず
「嘘でしょ？」と言っていた俺も、大野さんのマネージャーから語られる事実に、徐々に本当なんだと思いはじめた。

だから俺は急いで車を飛ばし、大野さんが運ばれた病院へと急いだ。
そこにはすでに他のメンバーもいて、みんなも信じられないという感じで手術室の前に並んで座っていた。

大野さんが出てくるまでの間、誰一人喋ることはなかった。