嫌よ嫌よも、好きのうち【石橋遼大】

EP25 ページ26

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石橋side




起きたAを確認すれば


状況に理解できてない様子。






声かければ、拓実の名前、
何もしてないっていえば よかった？




ムカつく。




ムカつく。






「 …何がよかったの？」





A「 え？…ちょ、バシくん！？」




気付いたら俺はAを押し倒してた。





「 そんなに俺頼りない！？あんなに酔い潰れて、
拓実じゃなきゃだめ！？俺じゃダメ！？
結局弄んでたんだろ。俺が経験ないから！！」





やめろ、もうこれ以上は
って思ってても、ポンポン出てくる言葉に
だんだん涙目になるA




その表情を見て
少しだけ抑える力が緩まった。




その瞬間



A「 …やめて！！離して！！」


思いっきり振り解かれ、俺たちは離れた。




A「 …バシくんひどいよ！なんも分かってない！
そんな人だと思わなかった！！









見損なった！最低！！！」









といって部屋を出たA。





Aの事を思いっきり抑えた掌の感覚
そして、右頬の痛みだけが残った。






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