2話 ページ2
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No.side
事の発端は中国の軽慶市である。発光する赤子が産まれたというニュースは全世界を驚かせた。
以降、各地で超常は発見され原因も分からず時は過ぎ、何時しかそれが日常となっていた。
「いってきます」
「気をつけてな。」
コンクリートの扉を開けた彼女はふわり舞った冷たい風にも気にすることなくエレベーターへと向かった。
左肩に掛かったスクールバッグの中身は空である。
左手に持った日傘を開くと彼女は一直線に雄英高校へと向かった。
新学期初日とあってか、はたまたヒーローの卵ということもあってか始業十五分前であるにも関わらず、一年A組は大半が揃っていた。
二十一人クラスとなんとも中途半端な数に、座席も少し歪な形となっていた。扉側二列は五人ずつであるが、その隣、障子目蔵が先頭となる列だけが他の列とは違い、前後の席に対して余裕が無く、最後尾である轟焦凍が緩く列から飛び出していた。
異形型の個性を配慮してか、大きな扉は開けるだけでも大きな音がたつ。音がたつ度にA組は必ず興味本位でチラリと扉の方を向いた。
始業まであと十分、ガラリと例の如く鳴った音に一同は目を向けた。
「っえ、びじんさん……」
白く背中を流れる髪は毛先まで手入れがされており、皺の無い制服と同じようにストレートに降りていた。教室を写す瞳は蒼く、病的に肌が白かった。
思わず零れてしまった芦戸の声は誰からも拾われることなく消え、まるで何も聞こえていないかのように彼女は"橘名前"の席へ座った。
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ノア(プロフ) - 久しぶりに読み返しました！とっても面白いので更新楽しみにしてます！ (3月20日 12時) (
レス) @page39 id: 97005589b6 (このIDを非表示/違反報告)
TRIXIE - 主人公ちゃんのいかにもな強者感が大好きです！！陰ながら応援しております...！ (12月29日 18時) (レス) @page39 id: 2c398aa4dc (このIDを非表示/違反報告)
凪疾 - とっても面白いです！好きな作品です！更新楽しみにしてます頑張ってください (12月28日 13時) (レス) id: 105e0f51c7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品めっちゃ好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (12月28日 0時) (レス) @page39 id: 39b105c415 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - めっちゃ好みです！！主人公の強者の余裕感やストーリーがガチで良いですね！読みやすくてすぐ最新話まで見てしまいました！これからも更新頑張って下さい！✊ (12月24日 22時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｾﾅ。 | 作成日時：2022年5月16日 20時
