注射にいくよ 4 ページ9
智Side
智「さて・・・・・
2人はいっぺんにやっちゃおうかな。」
和「えっ!?」
雅「どうやって!?」
智「僕が和やるから、翔は雅紀やって?」
翔「はいは〜い。」
.
.
僕はベッドに座っている2人のところまで行くと、和の目の前に座った。
.
翔も雅紀の目の前に座って、完全に逃げられなくなった2人。
和も雅紀も完全に涙目だ。
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智「和、胸の音聞くよ〜」
翔「ほら雅紀、あーんして。」
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.
診察まではなんとかやらせてくれた2人。
随分いい子だなぁなんて思っていたら、
僕と翔が注射器を手にした瞬間、急に抵抗し始めた。
.
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雅「やっぱ、俺いいよ!!」
和「お、俺も!!」
翔「お前らなぁ・・・」
智「Aも頑張れたのに〜
ほら、Aが見てるよ、お兄ちゃん。」
.
.
この言葉が効いたのか、
2人はAの方をチラッと見てから静かになった。
よしっ、やるならいまだ!!
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僕は翔に目で合図すると、一斉に腕に消毒を始めた。
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.
和「あっ!!・・・待って!!」
雅「ちょっと、翔にぃ!! 」
翔「まったく、早くやらせてくれよ。
もう2人で抱き合ってなさい。」
.
翔が並んで座っている2人を向き合わせた。
.
雅「かずぅ〜」
和「まさにぃ〜」
智「ふふっ。
はい、いくよ〜
いちにのさんっ。」
和・雅「「いったぁ〜〜い!!」」
.
翔「はいはい(笑)
おしまいですよ。」
.
.
抱き合う2人の腕に同時に針を刺すと、
見事にシンクロした叫び声が診察室に響いた。
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.
翔「君たちはいつまで抱き合ってるんだ?
まぁいいや、智にぃもやっちゃおうか。」
智「あっ、うん。」
翔「はい、口あけて〜?」
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.
抱き合う2人を放っておいて、翔が軽く診察を済ませてくれた。
やっぱ自分の番になると少し緊張するよね。
.
.
智「ふぅ〜・・・・・・・」
翔「深呼吸すると、少しは落ち着くの?」
智「えっ?・・・・ん〜、ちょっとだけね(笑)」
翔「まぁ、やらないよりはマシだよな(笑)」
.
智「っ・・・・・・・うぅ・・・・」
翔「よしっ、終了!!」
翔が緊張をほぐしてくれたところで、一気にブスっと針が刺された。
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.
ふと隣を見ると、Aが和と雅紀の頭をなでなでしている。
“泣かないで〜”って。
.
幸せ者だね、和も雅紀も。
僕も“痛いよ〜”って泣いたら、
Aになでなでしてもらえるのかな(笑)
ラッキーアイテム
革ベルト
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りんご - 嵐メンバーがお兄ちゃんになって、すごく頼もしかった♪ (2013年3月9日 9時) (
レス) id: 2add73a1b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございました。本編でもよろしくお願いします^^ (2012年9月27日 21時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 美夏子さん» はじめまして^^ マニアックな小説ですからね。その反応が正しいと思います(笑) 今では楽しんでいただけているようで、嬉しいばかりです。ありがとうございます^^ (2012年9月27日 21時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 嵐LOVEシャム ‡§д=さん» 小学生でも大学生でも、やっぱり学校は大変だよ^^; 時間見つけて更新していくからね。本編でも、よろしくお願いします。 (2012年9月23日 16時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - すぅさん» 最後までお付き合いくださってありがとうございました。楽しんでもらえたようでホッとしています。本編の更新も頑張りますね^^ (2012年9月23日 16時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2012年8月24日 2時
