注射にいくよ 1 ページ6
和也Side
“今日はね、注射に行くよ”
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笑顔の悪魔がささやいた恐怖の宣告。
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潤「はぁ!? い、今からぁ!?」
雅「ちゅう・・・・しゃ・・・・・まじで・・・」
翔「もうそんな時期なのか・・・」
和「注射って・・・・やｄ「やだぁぁーー!!」」
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俺の言葉にかぶせるように大声を上げたAは、
俺の胸に飛びついてきて泣き始めた。
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俺だってヤダのに・・・・
ほんとは泣きそうなのに・・・・
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Aの前じゃ、さすがにそんなことできないよ。
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翔「な、なんでまたこんなに急に・・・」
智「だって、前もって言ってたら、みんな逃げちゃうでしょ?」
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そりゃ逃げるでしょうよ!!
予防接種って採血より痛いんだから!!
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智「怖いもんは怖いんだし、
だったらその時間は短い方がいいでしょ?
ね、今から行ってきちゃお。
ほらA、おいで?」
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智にぃがAを抱き上げて玄関の方に歩いて行った。
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Aは“いやだぁー”って叫んでるけど、
智にぃはそんなのお構いなし。
背中をトントンして“大丈夫だよ〜”って言いながら
すでに靴まで履き終えている。
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智「ちょっと、そんなとこいないで早くおいでよ(笑)」
リビングの扉の隙間から智にぃの様子を窺っている俺ら4人を、
智にぃが手招きしている。
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翔「ま、まじで行くの?」
雅「智にぃ・・・
やっぱ今日じゃない方がいいんじゃないかなぁ・・・・」
和「そ、そうだよ。Aも泣いてるし・・・・」
潤「あ、俺・・用事思い出した。」
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智「ふふっ。
いいよ。別に今日行かなくても。
僕とAは先に終わらせてきちゃうからね。」
和「え・・・・・・」
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智「そのかわり、いつかは絶対行かなきゃいけないんだからね?
心配事抱えながら食べるご飯はおいしくないだろうなぁ〜
夜も怖くて寝られないかもしれないね。
ねぇ、A。
ずっと怖いのヤダよねぇ。
お兄ちゃんたちはねぇ、痛いのヤダからお家残るんだって。
Aが頑張ってるのに、お兄ちゃんは頑張れないんだね〜」
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智にぃ・・・・・
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強い・・・強すぎる・・・
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翔「・・・・・・負けた。」
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俺らはそろってため息をつくと、
暗いオーラを放ったまま、トボトボと玄関の扉を開けた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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りんご - 嵐メンバーがお兄ちゃんになって、すごく頼もしかった♪ (2013年3月9日 9時) (
レス) id: 2add73a1b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございました。本編でもよろしくお願いします^^ (2012年9月27日 21時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 美夏子さん» はじめまして^^ マニアックな小説ですからね。その反応が正しいと思います(笑) 今では楽しんでいただけているようで、嬉しいばかりです。ありがとうございます^^ (2012年9月27日 21時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 嵐LOVEシャム ‡§д=さん» 小学生でも大学生でも、やっぱり学校は大変だよ^^; 時間見つけて更新していくからね。本編でも、よろしくお願いします。 (2012年9月23日 16時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - すぅさん» 最後までお付き合いくださってありがとうございました。楽しんでもらえたようでホッとしています。本編の更新も頑張りますね^^ (2012年9月23日 16時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2012年8月24日 2時
