さ…さとくん!? 3 (智) ページ4
翔Side
和と2人がかりで智にぃを着替えさせて、
再びベッドに寝かせる。
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着替えさせているうちに、少しは落ち着いてくれたようだ。
智にぃも・・・・俺も(笑)
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翔「智にぃ? ちょっと胸の音聞かせてね?」
まだ診察をしてなかったことを思い出し、
急いで聴診器を耳につける。
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智「んっ・・・・んっ・・・・うぅ」
翔「ん? 怖いかな・・・・」
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今にも泣きだしそうな声をだしている智にぃ。
“いやだーー!!”って騒がないところが、和や雅紀とは違うところ。
そのあたりはやっぱり智にぃなんだよなぁって思う。
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翔「ちょっと服捲るよ?
寒いねぇ、ごめんね。」
和にサポートしてもらいながら、聴診をしていく。
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泣きそうだけど泣かない智にぃ。
必死に涙を堪えているようにも見える。
さとくんになっても、
なんとか自分を保とうとしてるってことなのか・・・
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翔「はい、いいよ。
じゃあ今度のど診るからね。口開けられる?」
俺をみつめたまま小さく首を横に振っている智にぃ。
こうして診察を拒否されるのも初めてだ。
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翔「和、ちょっと智にぃの顎引いてやって?」
長引かせるだけ智にぃに負担がかかる。
熱も高いし、できるだけ早く寝かしてやりたい。
やり方はちょっと強引だけど、
早く診察を終わりにしてあげることにした。
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和「智にぃ、ごめんね〜
ちょっとあーんってするよ?」
左右に振って逃れようとする頭を、和がそっと固定する。
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俺はペンライトをカチッとつけると、
智にぃの顔の近くまでしゃがみこんだ。
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和に口を開けられて、身動きがとれない智にぃは、
怯えた目で俺をみつめてくる。
はぁ・・なんか俺、悪いことしてる気分。
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翔「だ〜いじょうぶ、だいじょうぶ。
ほら、怖くないからなぁ。
ちょっとぺったんさせてよ〜?」
俺が舌を軽く押さえると、
ぎゅっとつぶった目からツーっと涙が流れていった。
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長いこと我慢してたね、智にぃ。
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俺は指で涙の痕を拭ってやると、
“よく頑張った”と、そっと頭を撫でてやった。
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智「うっ・・・んんっ・・・うぅ」
俺が頭を撫でるほど、和が優しく声をかけるほど、
頬をつたう涙は止まらなくなっていった。
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いいんだ、智にぃ。
智にぃだって、たまには泣いていいんだよ。
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りんご - 嵐メンバーがお兄ちゃんになって、すごく頼もしかった♪ (2013年3月9日 9時) (
レス) id: 2add73a1b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございました。本編でもよろしくお願いします^^ (2012年9月27日 21時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 美夏子さん» はじめまして^^ マニアックな小説ですからね。その反応が正しいと思います(笑) 今では楽しんでいただけているようで、嬉しいばかりです。ありがとうございます^^ (2012年9月27日 21時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 嵐LOVEシャム ‡§д=さん» 小学生でも大学生でも、やっぱり学校は大変だよ^^; 時間見つけて更新していくからね。本編でも、よろしくお願いします。 (2012年9月23日 16時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - すぅさん» 最後までお付き合いくださってありがとうございました。楽しんでもらえたようでホッとしています。本編の更新も頑張りますね^^ (2012年9月23日 16時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2012年8月24日 2時
