雅にぃの初手術 3 (雅) ページ24
翔Side
翔「雅紀、手術中、起きていたい?」
.
手術台に寝かされて
今にも泣きそうな顔をしている雅紀に話しかけてみる。
.
“へぇ??”と言う顔で首をかしげている雅紀。
そりゃ急にこんなこと聞かれても意味わからないか。
.
.
.
翔「手術中、起きててもいいよってこと。
俺が説明しながらオペしてやろうか?(笑)」
雅「やっ、やだよ!! 怖いもん・・・・」
翔「ははっ、やっぱそうか。
わかった。じゃあ寝ている間に終わりにしような。」
.
.
絶対やだって言うとは思ってたけどね。
それなら腰椎麻酔して、静脈麻酔で鎮静してから開腹だな。
.
.
よしっ、じゃあそろそろはじめますかね。
.
翔「まさき〜、麻酔するぞ〜?
横向いて背中丸めて〜?
そうそう、お膝抱っこしててな?」
.
.
素直に俺の指示に従ってくれる雅紀も、
看護師に固定されて緊張感が一気に増したのか、体に力が入りまくっていた。
.
.
翔「だぁいじょーぶ、だいじょうぶ。
そ〜んな、力入れないで。
すぐ終わるから。
ちょっとチクッてするのだけ我慢ね。」
.
雅「ん!!・・・・・っうぅ・・・・・」
翔「すごぉい。強いなぁ〜」
.
てっきり泣くと思ってたのに。
頑張れてるじゃん。
.
.
翔「ほ〜ら、チックンおしまい。
まだ動いちゃダメだぞ〜?」
.
.
すばやく表面に局所麻酔を打ってから、
脊髄に向かってゆっくりと針を進めていった。
.
.
.
翔「どう? 感覚なくなってきた?」
雅「ん・・・・なんかあったかい・・・」
.
よかった、麻酔が効いてきた証拠だ。
.
.
.
その後、痛みを感じなくなったことを確認して、
あとの麻酔管理を麻酔科医に任せた。
.
.
.
翔「ほんとに起きてなくていいのか?(笑)」
雅「いいよ(笑)」
翔「わかった、わかった。
じゃあお薬入れるぞ? 」
雅「うぅ・・・・・・・・・zzz・・・・」
.
翔「よしっ・・・・はじめましょう。」
.
.
.
ほんの数秒で眠ってしまった雅紀。
始める前に少しでも笑顔が見れてよかった。
.
雅紀が泣かずに頑張ってくれたから、今度は俺が頑張る番だな。
.
.
.
翔「メスください。」
.
すぐに終わりにしてやるから。
一緒に頑張ろう。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 223人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご - 嵐メンバーがお兄ちゃんになって、すごく頼もしかった♪ (2013年3月9日 9時) (
レス) id: 2add73a1b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございました。本編でもよろしくお願いします^^ (2012年9月27日 21時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 美夏子さん» はじめまして^^ マニアックな小説ですからね。その反応が正しいと思います(笑) 今では楽しんでいただけているようで、嬉しいばかりです。ありがとうございます^^ (2012年9月27日 21時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 嵐LOVEシャム ‡§д=さん» 小学生でも大学生でも、やっぱり学校は大変だよ^^; 時間見つけて更新していくからね。本編でも、よろしくお願いします。 (2012年9月23日 16時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - すぅさん» 最後までお付き合いくださってありがとうございました。楽しんでもらえたようでホッとしています。本編の更新も頑張りますね^^ (2012年9月23日 16時) (レス) id: 6b985902de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちさ
| 作成日時：2012年8月24日 2時
