末っ子ちゃんの治療 1 ページ30
雅紀Side
雅「さっ、準備できたからお部屋入ろうね〜
おいで、A。」
「いぃーやぁぁー!!」
潤「和にぃもいくよ?
ほら、そんな緊張しないでぇ。
大丈夫、大丈夫。」
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よく晴れた日曜日。
和を除いた兄貴4人組は、
無事に作戦を遂行するため、朝から気合が入っていた。
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智「A〜、今日はね、みんなでお出かけに行くよ。」
そう、今日は前々から決めていたお出かけの日。
Aはもうウキウキしてるし、
和も予定されていたことだから、何も疑うことなく車に乗り込んだ。
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ただ家族でお出かけするだけ。
そう思っていた2人は、窓から見えた景色を見て固まってしまった。
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和の顔は真っ青。
Aは状況を把握した瞬間泣き出した。
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ごめんね・・・騙すようなことして・・・
でもね、お出かけするっていうのは嘘じゃないんだよ?
ちょっとお出かけのプランが変更になっただけで。
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俺らがまず向かったのは歯科医院。
遊びに行く前にちょこっと治療しちゃおうというのが、俺らの作戦だった。
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何も言わずに連れていけば、
気付いた後が大変だって心配してた俺。
でも智にぃは4人もいればなんとかなるでしょって、案外気楽に考えててさ。
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まぁ結局そんなに簡単にいくはずもなく、
車の中で何十分も説得することになったんだけどね。
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雅「は〜い、じゃあおイス倒すよ〜」
どうにかイスに座らせた頃には、
家を出てから1時間が経っていた。
もうすでに疲れ気味だけど、そんなこと言っていられない。
本番はこれからだからね。
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翔「えらいなぁ、A。
ちゃんとあーんできるねぇ。」
俺の補助には翔にぃが、潤には智にぃがついてくれた。
補助なしじゃこの2人の治療は絶対に無理だからね。
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雅「ね〜、いつも上手にあーんできるもんねぇ。
Aちゃんはお利口さんですね〜」
いまだに目に涙を溜めながらビクビクしてるAを
俺と翔にぃであやしながら慎重に診ていく。
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一周ぐるっと見渡してみたけど、
どうやら虫歯は一本だけみたいだ。
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ちょっと深いけど神経まではいってない。
まぁ、麻酔は必要だけどね。
とりあえず抜髄は避けられて安心した。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ちさ(プロフ) - さゆさん» ほんとですか〜。わたしも、みなさんからのコメントを読むことが、幸せなことの一つです^^ こんなにもたくさんの方とお話ができるなんて、なかなかないことですからね。 (2012年8月26日 1時) (
レス) id: ccd05236b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 苺さん» 逆に恥ずかしい(笑) もし本当におにぃに診察されることになったら、恥ずかしくてあーんなんてできないよ!! 聴診なんてもっとドキドキだね/// (2012年8月26日 1時) (レス) id: ccd05236b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 相宮 和紀さん» 『ん、ありがと。おかげで何とか終わったよ^^; はぁ〜、緊張した。by和にぃ』 (2012年8月23日 23時) (レス) id: ccd05236b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 苺さん» 確かに白衣はカッコいいよね〜。わたしも白衣姿を想像しながら書いてるよ(笑) 毎日返信できなくて申し訳ないけど、わたしも必ずお返事書くからね^^ (2012年8月23日 23時) (レス) id: ccd05236b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - さゆさん» コメントはなくなってしまったようですが、お返事だけはさせていただきます。こんなわたしですが、ちょっとでもさゆさんの助けになれれば幸いです。 (2012年8月23日 23時) (レス) id: ccd05236b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2012年8月1日 16時
