熱中症 3 (雅) ページ16
智Side
潤の電話からしばらくして、
一台の車が病院の入り口につけられた。
運転席から潤が降りてきて助手席のドアが開けられる。
.
智「雅紀、大丈夫か〜
ちょっと僕の背中乗れる?」
僕は潤に手伝ってもらいながら雅紀を背負うと、
急いで診察室につれていった。
.
.
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智「ちょっと熱測るからね〜」
雅紀の耳に体温計を入れて熱を測ると、
すぐに音がなって39.4℃の文字が表示された。
.
智「だいぶ高いな・・・・
雅紀、今日水分取ってた?」
雅「ぅぅ・・・・・っ・・・・・」
僕の問いかけにわずかに首を振った雅紀。
夏風邪で体が弱ってるところに脱水が加わって
一気に体調が悪化したんだろうな。
発熱のせいで体の中に熱がこもって、
熱中症のような状態になっちゃたんだね。
.
.
智「まさき、ごめんね。
体に水分送ってあげなきゃいけないから、
ちょっとだけチックンするからね?
す〜ぐ終わっちゃうからなぁ。」
雅「っん・・・やぁ・・やめて・・」
さっきまであんなにグッタリしてたのに、
抵抗だけは忘れないんだ。
.
智「ごめん潤、ちょっと雅紀の手持ってて?」
僕は潤に雅紀の手を固定してもらうと、
暴れ出す前にすばやく針を刺していった。
.
雅「んっ!! ・・っぁ・・・・・」
智「ほ〜らもう終わったぁ。
点滴終わるまでしばらく寝てようね。」
.
さすがに大声で喚くような元気はないのか、
雅紀は小さく声をもらしながら耐えてくれた。
速めに点滴落としていけば、脱水は改善するだろう。
.
僕は雅紀のほてった体を冷ましつつ、診察を続けた。
脈を取ったり、血圧測ったり・・・
.
そうこうしているうちに雅紀は眠ってしまったようで、
結局点滴が終わるまで目を覚ますことはなかった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ちさ(プロフ) - さゆさん» ほんとですか〜。わたしも、みなさんからのコメントを読むことが、幸せなことの一つです^^ こんなにもたくさんの方とお話ができるなんて、なかなかないことですからね。 (2012年8月26日 1時) (
レス) id: ccd05236b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 苺さん» 逆に恥ずかしい(笑) もし本当におにぃに診察されることになったら、恥ずかしくてあーんなんてできないよ!! 聴診なんてもっとドキドキだね/// (2012年8月26日 1時) (レス) id: ccd05236b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 相宮 和紀さん» 『ん、ありがと。おかげで何とか終わったよ^^; はぁ〜、緊張した。by和にぃ』 (2012年8月23日 23時) (レス) id: ccd05236b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 苺さん» 確かに白衣はカッコいいよね〜。わたしも白衣姿を想像しながら書いてるよ(笑) 毎日返信できなくて申し訳ないけど、わたしも必ずお返事書くからね^^ (2012年8月23日 23時) (レス) id: ccd05236b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - さゆさん» コメントはなくなってしまったようですが、お返事だけはさせていただきます。こんなわたしですが、ちょっとでもさゆさんの助けになれれば幸いです。 (2012年8月23日 23時) (レス) id: ccd05236b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2012年8月1日 16時
