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いちいち反応が可愛すぎる。
グクも可愛いけど、テヒョン君は別の可愛さがある。
初々しい姿に、ぎゅっとしたい気持ちをグッと堪え
『とりあえず手当しないと』
ポケットから取り出したハンカチを公園に設置された水道で濡らし、ベンチに腰を下ろしているテヒョン君の元へと急ぐ。その場に膝をついて、テヒョン君と同じ目線まで屈んだ。
子供とは思えない整った容姿。
成長したら、もっと美しさに磨きがかかるんだろう。
『綺麗…』
「お姉さん…？」
『ごめんね、テヒョン君が綺麗な顔してるからつい…。テヒョン君が嫌じゃなかったら私が拭いてもいい？』
「あ…はい…。おねがいします」
私…今心のどっかでテヒョン君に触れる口実作ろうとした。触れてみたいって邪な感情を抱いた。余りにも綺麗で、この手でテヒョン君に触れたいって…。
『やっぱ…テヒョン君自分で拭いて』
「え…どうして？」
『どうしても』
私を見つめる純粋な目に、心の奥底を覗かれまいと目を逸らす。
性的趣向は人それぞれ
自分の性の対象が子供なんてあり得ない。
ただ、自分よりか弱く守るべき子供だから、そんな錯覚を起こしただけだ。
横目でテヒョン君を見れば、私の手渡した鏡を見ながら頬の傷口をハンカチで拭いていた。小さな手に、細い指先。子供特有の丸みがあって、それなのにテヒョン君の横顔は、子供なのに子供ではないような雰囲気がある。
どこか、大人の男を思わせる。
「お姉さん？」
『な、なに？』
「俺、ちゃんとふけてます？」
『だ、大丈夫！バッチリ拭けてるよ』
何がバッチリなのか、聞かれた私の動揺が隠しきれない。
妙に焦って、きっと目も泳いでいる事だろう。
「このハンカチ…お姉さんと同じ匂いがする…」
ハンカチを鼻に持っていったテヒョン君は、香りを確認する様に匂いを嗅いだ。今度は私の首元に顔を近づけて「やっぱり…お姉さんと同じ匂い…」と言う。首元にテヒョン君の息がかかって、こそばゆくて、ゾクっとした感覚に変な気分。
『テヒョン君ちょっと離れようか…？』
「お姉さんの匂い…安心できる…」
安心ね…。
母親の愛情に飢えてるから、私と母親を重ねて見てるんだ。
それはそれで複雑。
テヒョン君から見たら、私なんて多分そんなもん。
それが寂しいとか思うのも多分間違い。
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bluemoon(プロフ) - いきゅさん» コメントありがとうございます。ようやく続編を書くことが出来そうになりましたので、また宜しくお願い致します。更新頑張ります！ (2021年10月17日 19時) (
レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
いきゅ(プロフ) - 続編待ってます🥲 (2021年10月16日 8時) (レス) @page50 id: bbc12a723a (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - あやさん» あやさんコメントありがとうございます。一度完結と致しましたが、いつか続編は書きたいと思っております。テヒョン君が成長していくことで色々な、恋愛的な展開にもお話が広がっていきそうです。コメントとても嬉しかったです！ありがとうございますね(*^^*) (2021年10月3日 12時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - わーもうワクワクしちゃいます！ソワソワもしちゃいます笑今一番好きな作品です！応援しています！ (2021年10月1日 23時) (レス) @page50 id: f95d4748bc (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - てぴょんさん» てぴょんさんコメントありがとうございます。このお話はテヒョン君オチのお話の筈なのに…書いていると違う路線に行ってしまいそうになります。他の方々の恋愛は番外編で書かせて頂きますね。更新頑張ります！ (2021年9月21日 18時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bluemoon
| 作成日時：2021年9月7日 10時
