セブチ宿舎の管理人 (ページ5)

今日:2 hit、昨日:14 hit、合計:14,384 hit

05 SGside ページ5

.

「あのー、ヒョン達何かありました？」

ジョンハニヒョンの不機嫌に、クプスヒョンの困ったような表情。ジュニヒョンは顔を赤くしたままで、ディノは…言葉に出すのも恐ろしい形相でジュニヒョンを睨んでいる。盛り上げ担当のホシヒョンは面倒ごとになりそうだと野生の感が働いたのか、ラーメンを啜っていた。

こんな時こそホシヒョンの出番じゃないか！
ハッピーウイルスのドギョム、平和的な解決を

「え、俺！？俺は無理だって！」

僕の視線に気づいたドギョムは全力で拒否した。

「俺ら全メンバー集めて何がしたいわけ？しかもAも一緒とか、こいつは完全に部外者だよな？」

『そんな言い方しなくても…。確かに私はメンバーじゃないけど、ここの宿舎の管理人だよ。一緒に住んでる以上問題があるなら、』

「一緒に住んでるから問題あるんだろうが…」

「二人とも喧嘩はやめろ。理由聞かなけゃ何も始まらないだろ？」

流石長男、普段はビビりのくせにいいとこで仲裁に入ってくれる。ジョンハニヒョンもヌナも、クプスヒョンの一言に黙るしかない。グッジョブ！と隠れて親指を立てる僕を、隣のミンギュが「何こいつ」みたいな目で見ていた。

「で、ディノヤは何で僕達を呼んだの？」

「シュアヒョンも気づいてるんじゃないですか？僕がヌナの事でここにヒョン達を呼んだことに」

「まぁ、なんとなくだけど。ジュナは先にいい思いしたみたいだし」

「ど、どう言う事ですか！？」

当のジュニヒョンより僕の声の方が大きかったらしく、メンバーの視線は僕に注がれる。お前空気読めよなって、無言の圧が怖い。ホシヒョンは2個目のラーメンを啜っている。

朝から食べすぎなんじゃ…。

「僕さっきヌナの部屋に行ったら見たんです…ジュンヒョンがヌナを抱きしめてるところを」

「ぶっ…！ゲホッ、ゴホッ…！」

「ホシ、飛ばすな汚い！」

餌食になったウォヌヒョン可哀想に…。
ホシヒョンの隣に座ってなくてよかった

「チッ…ジュナどう言う事か説明しろ」

「どう言う事ってそれは…、」

ジョンハニヒョン舌打ちとか、その綺麗な顔とのギャップ。普段からジャイアン的な横暴さはあるけど、それしかないけど…今日のキレ具合、その上をいく。ヌナが自分以外のメンバーに触られるとか、二人で過ごすとか、束縛心の強いヒョンは絶対に許せないんだろう。

重苦しい空気に、押しつぶされそうだ。