セブチ宿舎の管理人 (ページ4)

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04 JNside ページ4

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『ジュナ、出来そう？』

「んー…多分、大丈夫だと思う」

こんな事頼んでごめんね、とAは言うけど。メンバーの中で僕を一番に頼ってくれた事が嬉しい。そんな僕を見て、ヒョン達はAにこき使われてるなんて、きっとAに相手にされないから僕に嫉妬してるんだ。

『ジュナなんか楽しそうだね？』

「だってAヌナが僕を頼ってくれるから」

『可愛いドンセンめ』

「ちょ、危ないからやめて…！」

僕が脚立に乗っているって事をヌナは忘れてるんじゃないのか？下から僕の脇腹をくすぐって来るヌナに、バランスを崩しかけた僕は側にあったモノに手を伸ばし掴んだ。

『きゃっ！？』

「っ…、冷たっ…！」

『ジュナ、シャワー止めて！』

「え、」

ヌナに言われて慌ててシャワーの蛇口を閉める
掴んだモノは蛇口だったのか…。

『全身ずぶ濡れだ…』

「ごめんヌナ、僕の…せい、」

振り向いた僕は慌ててヌナから視線を逸らした。

『どうしたのジュナ？』

「いや、その…色々と…その…」

言葉にならない単語ばかり出て来る。僕を見上げてくるヌナの仕草に、透けたブラウスから見える谷間。生地が肌に張り付いた状態だから、大きさも形も丸見えで、白くて柔らかそうな感触に自分の喉が鳴るのがわかった。

男なら仕方ない
見るなと言い聞かせても、欲には逆らえない

「ヌナー！朝ご飯……ジュンヒョン何してるんですか？」

「何って、」

ノックもなしにヌナの部屋に入って来るディノがどうかしている。部屋ももちろん、ここは浴室。もしかして普段から普通に出入りしてるのか？クプスヒョンなんて、一度もヌナの部屋に入った事ないって、叫んでたのに。

「何してるかって、僕聞いてるんですけど」

「ヌナに浴室の電球交換頼まれて…、」

「へぇ…それがどうしてヌナを抱きしめる事になるんですか？」

いつからそんな冷めた目で見るようになったんだ
ディノは可愛いマンネだったはずだ

『ジュナ甘えたかったんだよね？』

ヌナは能天気でいい…。
僕の気持ちなんか気にもしないで、抱きしめ返してくれて

今のヌナの格好を、誰にも見せたくなかった
だから、僕はヌナを抱きしめた