セブチ宿舎の管理人 (ページ3)

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03 DKside ページ3

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俺に対する、今日のジョンハニヒョンの当たりが強い。いつも通りじゃない？いやいや、全くいつもと違う。ヒョンの欲しいジュースを買いに行かされ、手渡した瞬間要らない…は？ほんの数分前まで欲しいって言ったよな？肩揉んでと言われ、揉んだら揉んだで「バカなの？力加減考えろ、俺の肩折れるだろう」って。そんな簡単に折れません。もし折れたら骨が弱いヒョンのせいです。

「なんて言えない…言ったら俺の人生は詰む…」

Aヌナに会いたい
癒されたい、出来ればぎゅっとして欲しい

「ギョム、邪な心の声漏れてるぞ」

「クプヒョン…」

「何がぎゅっと、だ。俺もまだされたことないのに…あいつ、弟達甘やかせ過ぎ」

「もう一回言ってくれます？」

「何が？」

「さっき言った言葉です」

「ぎゅっと、」

「違う、その後の言葉です」

ヒョンは考えるように口元に手を当てて、はっと何かを思い出したように「絶対言わない」とそっぽを向いた。誘導作戦失敗、ついでに優越感に浸りたい作戦も失敗。単純なヒョンは引っかかると思ったのに、「絶っ対言わないからな！」と子供みたいに怒って頬を膨らます。

これで俺達の長男なんだもんな…。

「ヒョンって、ヌナに抱きつかれたことないんですか？」

「あるか！そんなことあるか！」

「２回言いましたね…」

「昔…偶然を装って俺が抱きついた時、Aに殴られた」

「え、マジですか…？」

「偶然なのに殴るとか、酷くないか？」

「でも、偶然じゃなくヒョンは故意にやったんですよね？」

俺と目が合ったクプヒョンは、気持ちいいぐらいのスルーをした。何事もなかったように、今まで何の会話してました？ってな顔で。都合いいんだから。

「俺達はまぁ…そんなでもないですけど、ヌナがノディを可愛がる姿は異常ですよね…？」

「そのポジション変われってぐらいにな…」

「それは…めちゃくちゃ同感します」

顔を合わせ俺とヒョンは同意
マンネが可愛がられるのはわかる
俺もヒョンも、ノディのことは可愛いし可愛がりたい

だけどもだ！

マンネを武器にノディは…ヌナに大胆な行動をする時がある。それを横で見ているメンバー間のピリピリムード。四方八方から嫉妬が交差して、胃がキリキリと痛みだす。

「ったく、誰か動き出したらどうすんだよ」

「ヒョン？」

「Aは一人だけなのに、13人の男とか…」

そう言われれば、そうだ。
だとするなら…ヌナのピンチなんじゃ…。