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『ｳﾞｯ…ンﾝｯ…や…やめっ…ｳﾞｪｯ…ｹﾞﾎﾞｯ…ｺﾞﾎﾞｯ』
ユンギさんが摩ってくれる手が吐き気を誘発させるので焦って手を跳ね除けようとする。
YG「動かないで。」
がっちりと抑えられていて逃げられなかった。
『ｳﾞｪｪｪｯﾊｯﾊｯﾊｯ…はぁっはぁ…ｳﾞｪｯゲホッゴホッ』
いくら吐いても吐いても気持ち悪い。
もう吐くものはなくて口から出てくるのは黄色の液体だけだ。
それを察したのかユンギさんが私の体を横にして顔の下にタオルを敷く。
それでも吐き気は止まらなくてタオルが私の嘔吐物で濡れていった。
もう声を出す気力もなくて口からコポｯと液体が漏れる音だけが響く。
YG「ごめん、苦しいな。点滴入れるぞ。」
私の硬直し切って伸びない手をユンギさんがゆっくり伸ばす。
『いだっ…ｳﾞｪｯｹﾞﾎﾞｯ…ﾊｧﾊｧ』
迷いなくユンギさんが選んだ血管。
すっと針が入ったのが分かった。
YG「はい、もう入ったよ。しばらくしたら楽になるからね。」
ユンギさんが点滴の速さを調整している。
一粒ずつ垂れる液体がぼーっと目に入った。
それが自分の体に入ってくるのを見た瞬間何故かそれに強烈な嫌悪感が生まれる。
YG「ちょっ、おい何してっ！」
気づいたら力づくで点滴を抜こうと引っ張っていた。
が、ギリギリのところでユンギさんに止められる。
『ｯもう、お願いだから…死なせてよ。ﾊｧｯどうして！？私の命、赤ちゃんとｯ交換してよ！』
痛くてたまらないと言うようなユンギさんの目を見れずに視線を下に落とす。
『お願いだから死なせてよ…』
YG「…それは、できない。ごめんな。」
ユンギさんの目は今までで1番優しくて、それでいて悲しそうに笑っていた。
『なん…ｯﾊｧｯでよ…』
YG「俺だって大切な人を亡くしたくないよ。」
真っ直ぐに私を見つめるユンギさんからつい目を逸らす。
『私はｯもう…はぁっ…ｯ…生きたくないよｯ』
いつのまにか目からは溢れる涙。
YG「ごめんな。辛いよな。Aはもうたくさん頑張ったよ。だから今は一旦休んで。」
ゆっくりと一定のリズムで体を叩かれる。
さっきの点滴のせいだろうか。
さっきまであんなに苦しかったのにだんだんぼーっとしてきて瞼が重くなる。
このまま寝たらだめだ、と思ったのに重くなる瞼に逆らえず目を閉じた。
YG「ごめん…」
その低い声がやけに耳に残った。
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桜桃(プロフ) - すみませーん。こちらにも メッセージ！！つけておきます (2月22日 8時) (
レス) id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
ユハ - とってもこの作品が好きです！お忙しいところ思いますが無理せず、更新お待ちしております。 (2月13日 5時) (レス) id: 56b83be86e (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 蒼色さん» 申し訳ないなんて…！！お忙しい中なのにも関わらず更新していただけることがありがたいです🙇♀️💕自分の作品はもう更新停止というより放置しているような感じなので蒼色さん尊敬です……笑。素敵なチョン兄弟をありがとうございました！ (12月22日 2時) (レス) @page22 id: d4a699c992 (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - 鹿さん» 更新遅れてすみません。ジョングクの可愛さは無限です笑 (12月14日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - ななさん» そういっていただけて嬉しいです。すっかり更新速度落ちてしまって申し訳ありません💦チョン兄弟私も愛してます笑笑 (12月14日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼色 | 作成日時：2023年11月12日 19時
