ある日の早朝 ページ16
HS side
「お前はさぁ…意地張ってないで病院来いって言ってるじゃん。」
「俺病院嫌いだもん…ｯｺﾎ」
気持ちの良い晴天、弟ジョングク精神年齢5歳、風邪をひきました。
「俺もう仕事行かなきゃいけないし一緒にいてやれないよ？」
「別にいい…。」
真っ赤な顔と潤んだ目で見た目まで幼稚園児のようだ。
いじっぱりな弟にだんだんイライラしてくる。
弟ながら運動神経と健康だけが取り柄のようなやつだ。普段なら風邪ぐらい引いても気づきすらしないだろう。
「ヒョンのせいだよ。ヒョンが熱あるよって言わなければ気づかなかったのに。」
いや、流石にこれだけ熱があるならば気づいて欲しい…。
頑なにソファーから動かないジョングクに苦笑いを浮かべた。
…
遡ること朝6時。
朝がめっぽう弱い弟のために1限がある時は電話をして起こしてやっている。
それにしても朝6時は早すぎだろうと思うかもしれないが、こいつは起きて布団から出るまでにかなり時間がかかる。
そういうのは彼女に、というところだが悲しいことにそういう類のものは全くいないと断言されたためモーニングコール係は兄だ。
いつもなら電話を３回目ぐらいの電話で出るのだが今日は5回かけてもでなかった。
水曜の1限が必修らしく前にモーニングコールを忘れたところブチギレられて命の危険を感じた。
そのため仕方なく、仕事に行くついでに起こしに来てやったのである。
合鍵、を使って弟のアパートのドアを開けるとリビングのソファーにタオルにくるまって横たわる人影を見つけた。
「おい、朝だから起きて。そんなとこで寝たら風邪引くっていつも言ってるのに。」
タオルを引っぺがしてやると中からは真っ赤な顔の弟が出てきた。
まさかと思って頬を触ると
「あっつ…」
勝手に救急箱から体温計を拝借して脇に挟んでやる。
なかなか風邪を引かない弟が使う体温計はかなり旧型のもので測定に時間がかかった。
「げっ…39.8度…」
測定終了の音でゆっくりと目を開けたグガ。
「おはよ、お前熱あるよ。」
というわけだ。
…
ソファーから一歩も動かない不機嫌そうな弟を尻目に勝手に保険証やお薬手帳を用意する。
引っ越しの手伝いをした時から全く場所が変わっておらず簡単に見つけることができた。
「俺と今一緒に病院行くかあとで1人でくるかどっちがいい？」
JK「…行かない。」
「じゃあ後15分で出るからね。」
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桜桃(プロフ) - すみませーん。こちらにも メッセージ！！つけておきます (2月22日 8時) (
レス) id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
ユハ - とってもこの作品が好きです！お忙しいところ思いますが無理せず、更新お待ちしております。 (2月13日 5時) (レス) id: 56b83be86e (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 蒼色さん» 申し訳ないなんて…！！お忙しい中なのにも関わらず更新していただけることがありがたいです🙇♀️💕自分の作品はもう更新停止というより放置しているような感じなので蒼色さん尊敬です……笑。素敵なチョン兄弟をありがとうございました！ (12月22日 2時) (レス) @page22 id: d4a699c992 (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - 鹿さん» 更新遅れてすみません。ジョングクの可愛さは無限です笑 (12月14日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - ななさん» そういっていただけて嬉しいです。すっかり更新速度落ちてしまって申し訳ありません💦チョン兄弟私も愛してます笑笑 (12月14日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼色 | 作成日時：2023年11月12日 19時
