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『付属看護学校から来ました。Aです。よろしくお願いしましゅ…』


言った瞬間顔がカーッと熱くなる。
やらかした!


何でそこで噛んじゃうだと自分の舌を痛めつけたい。
…もう既にジンジンしてるけど。


SH「…あははっ!よろしくね。Aちゃん。」


勢いよく笑ってくれたのは私の担当のソヒさん。
ショートボブで活発そうな人。


「いいですねぇ、ソヒさんは学生さんとお話しできて。私も若い子とおしゃべりしたい。」


いじけた表情のもう1人の患者さん。
病気が原因なのかは分からないが、すごく華奢でふんわりした茶髪の方だ。きっとソヒさんより少し若いのかな?


SH「ユナや、学生さんは勉強しに来てるんだから邪魔するんじゃないよ。それにあんたは安静にして自分の体を大切にしなきゃ。」


YN「はーい、ソヒさんいつもうるさいんだから。」


2人のリラックスした会話からきっと仲が良いんだろうなってことがよく分かった。


SH「赤ちゃんのためなんだからしょうがないでしょう。」


そうソヒさんに言われると嬉しそうな顔で笑ったユナさん。


ん?赤ちゃん?


YN「私、実は妊婦なんです。こんな貧相な体で分かりずらいかもしれないんですよね笑。昔から心臓に疾患があるから妊娠は諦めろってずっと言われてたんですけど、やっぱり産みたくて。」


優しくぺったんこのお腹を撫でるユナさんの顔はもうお母さんだった。


『そうだったんですね。』


2人の幸せそうな笑顔を見て私も何だか心がほっこり温かくなる。


そのあと少しソヒさん達と話をさせてもらって病室を出る。気になっていたことも色々聞けたし、雰囲気も悪くなかった。


ホソクさんと2人きりの廊下。


HS「上手くやっていけそう?」


『はい、お二人とも優しい方でよかったです。』


HS「それならよかった。ちょっと早いけどお昼にしちゃっていいよ。ちょうどきりがいいし。よかったら他の学生さん達にも伝えといてあげてくれる?僕、ちょっと他から呼ばれてて。」


院内スマホを指すホソクさん。私が頷くと足早にホソクさんは去っていく。


ホソクさんの背中を見つめながら今回の研修は割とうまくいくかもしれない、何て柄にもなく思えた。


ナースステーションに先に戻っていたジミンと他の子達にお昼休憩の旨を伝え、そのままジミンと一緒に休憩室に向かう。


私は節約のためにお弁当持参でジミンはコンビニのおむすびだ。

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蒼色(プロフ) - Mahoriさん» 結局作りましたー笑ありがとうございます! (11月21日 4時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
Mahori(プロフ) - 蒼色さん» まさか続きが作られているとは…!今から飛んで読みに行きます😉 (11月16日 20時) (レス) id: 242b4e213d (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - にゃんさん» 初めてのコメント、ありがとうございます。そういっていただけると嬉しいです。続き出しました☺️ (11月15日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - せいなさん» 嬉しいコメントありがとうございます!続き出しました! (11月15日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - 志帆さん» 続き出しました! (11月15日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼色 | 作成日時:2023年9月24日 18時

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