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これは私の悪い癖だが、自分の意見を言おうとすると直ぐに涙が出そうになってしまう。


そうすると喋ることもできなくなってしまうので、ここで泣くわけにはいかないと思ってただ黙り込んだ。


「そうやって黙り込むぐらいなら最初から認めればいいのに。今週中には髪を染め直して来なさいね。」


ため息混じりにそう言われると主任はさっさと私の元を離れた。


『っふぅ〜…』


ユンギさんがそういえば主任は髪色に厳しいとか言ってたっけ?


自分の地毛が明るいことは自覚していたが、ナチュラルに見える範囲だと思っていたのに、何だかショックだ。


ゆっくりと深呼吸をして昂った感情を鎮める。


ここで泣いてしまってはこれからの研修やりずらいったらありゃしない。


3回ほど深呼吸をするとホソクさん達に追いつくべくナースステーションを抜け出した。


病棟の紹介をしながら、ついでに担当の患者さんにも紹介をしてくれているようだ。


今はジミンの担当の患者さんが紹介されている。


同い年ぐらいの優しそうな好青年でにこやかに挨拶わや交わし合っている。


やっぱり循環器内科に入院する患者さんは圧倒的にお年寄りが多いが、この病院は循環器内科でとても有名なため若い人たちも割と集まってくる。なので他の病院に比べたら圧倒的に若い患者さんが多いようだ。


他の3人も順番に挨拶をしていく。


どの人も優しそうで良さそうだ。羨ましいな。
私もできれば優しい女性の患者さんがいい。


そしてここで気づいたことが一つ。ホソクさんはとんでもない看護師だ。部屋に入るたびにホソクさんは人気者で、おばさま方からはみんなのアイドルと称され、若い男の子とはハイタッチを交わす。


私の数歩前を早足で歩くホソクさんの背中がやけに大きく見えた。


HS「最後はAさんね。」


『あ、はい!』


慌てて返事をすると、リラックスリラックス、と笑いながら肩をポンッと優しくたたいてくれた。


病室を3回軽くノックしてホソクさんがドアをスライドした。


「あら、ホソクさん。おはようございます。」


4人部屋のうちの3つのベッドが埋まっていたが1人は検査か何かなのか、その場にはいなかった。どちらも30代ぐらいの女性だ。他の病室に比べて華やかな雰囲気。


「おはようございます。今日はソヒさんにつかせてもらう学生を紹介しにきたんですよ。」


ホソクさんがそういうと、一気に私に視線が集まる。

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蒼色(プロフ) - Mahoriさん» 結局作りましたー笑ありがとうございます! (11月21日 4時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
Mahori(プロフ) - 蒼色さん» まさか続きが作られているとは…!今から飛んで読みに行きます😉 (11月16日 20時) (レス) id: 242b4e213d (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - にゃんさん» 初めてのコメント、ありがとうございます。そういっていただけると嬉しいです。続き出しました☺️ (11月15日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - せいなさん» 嬉しいコメントありがとうございます!続き出しました! (11月15日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - 志帆さん» 続き出しました! (11月15日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼色 | 作成日時:2023年9月24日 18時

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