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診察を終えてユンギさんもホソクさんも病室を出る。


なんとなく気まずそうに立っていた私もホソクさんが手招きで呼んでくれて言われるがままについていく。ドアを閉めるときにソヒさんに軽く頭を下げた。


ドアを閉めた後みんなで一緒にナースステーションの方向へ向かう。


HS「担当じゃないのに気づいてくれてありがとね。」


歩きながらホソクさんが話しかけてくれた。


『いえ…こちらこそ焦っちゃって何もできなくてすみません。』


今よく考えれば何も焦ることはなかったのに、パニック気味でナースコールを押してしまったことが恥ずかしい。


YG「ふっ最初から学生にそっち方面の期待は何もしてねぇよ笑」


確かにそうかもしれないけどはっきり言われるとなんだか傷つく。それが表情に出ていたのかホソクさんがすかさずフォローを入れてくれる。


HS「ユンギ先生が言いたいのは気づいて伝えてくれてありがとうってことだよ。日本語が下手なだけで。」


ユンギさんも返事はしなかったものの反論もしなかったため肯定ととっていいのだろう。こんな私でも少しでも役に立てたんだと心の真ん中がふわりと温かくなった。


『でも良かったです。ユナさんも赤ちゃんも大丈夫そうで。』


HS「そうそう。Aちゃんが2人分の命を救ってくれたんだよ。」


嬉しいけど、嬉しいけどそれは過大評価だ。風邪を発見しただけで大袈裟な…と苦笑いを返す。


YG「甘やかしすぎだろ。」


眉を顰めるユンギさん。


HS「うちは褒めて伸ばすタイプなんです〜。」


得意げにそういうホソクさんはなんだか可愛かった。


YG「ただ人手不足だから若手に厳しくするなって言われてるだけのくせに。怒ると自分が1番面倒なくせに。」


ぼそっと呟いたユンギ先生の言葉は聞こえないふりをしてさっさと歩くホソクさん。ある意味この人、ユンギ先生よりずっと強い。


学生の頃からもう優しくしておいて将来的にゲットしよう、という魂胆か。まあホソクさん、多分裏があるんだろうなぁと感じることは度々あったがやっぱり面倒なんだ。


怒らせることはしないようにと心に誓った。


ナースステーションにつくと、なんだかんだ優秀ミンユンギ、困った時のチョンホソクはすぐに呼び出されて姿を消した。


1人残されたナースステーションで資料の整理や記録をつけ始める。


さて、実習終了まであと少し、ラストスパート頑張りますか。


少しでも長い睡眠と自由時間のために。

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蒼色(プロフ) - Mahoriさん» 結局作りましたー笑ありがとうございます! (11月21日 4時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
Mahori(プロフ) - 蒼色さん» まさか続きが作られているとは…!今から飛んで読みに行きます😉 (11月16日 20時) (レス) id: 242b4e213d (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - にゃんさん» 初めてのコメント、ありがとうございます。そういっていただけると嬉しいです。続き出しました☺️ (11月15日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - せいなさん» 嬉しいコメントありがとうございます!続き出しました! (11月15日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - 志帆さん» 続き出しました! (11月15日 13時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼色 | 作成日時:2023年9月24日 18時

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