義理の兄は医者でした

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YG「昨日よく寝れた？」


急に話題転換をしたユンギさん。不思議に思って軽く首を傾げる。


YG「いや、寝不足だったりストレス溜まってたりすると酔いやすくなるんだよ。」


『へぇ〜、そうなんですね。あんまりですかね。やっぱり緊張しちゃって笑』


そう言うとユンギさんはふっと笑った。


YG「嫌なら嫌って言えばいいのに。あんまそうやってストレス溜めると疲れるぞ。」


『え？どうして…。私ユンギさんに…え？』


なんで私が引っ越しを嫌がっていることがわかったのだろう。仮にも婚約者の息子なのにかなり失礼なことをしてしまった気がする。


YG「顔見りゃ書いてあるよ笑。」


ユンギさんの鋭さに驚いた。


『…普段はもうちょっとはっきり断りますよ。でも、言えないじゃないですか。引っ越したくないだなんて。私だけ次の家族を受け入れられてないみたいな…。』


そう言うとユンギさんは心底意味がわからないみたいな顔をした。


YG「は？今までの思い出を大切にしたいことと、新しい家族を受け入れないことは全く別物だろ。」


『そうは言ったって…。そんなにはっきり割り切れないですよ。逆にユンギさんはないんですか？その…抵抗とか。』


ユンギさんは3秒ほど考え込むように静止した。


YG「ないな。そもそも母さんの再婚これで４回目だし。そう言う面では免疫ついてるって言うか。いちいち気にしてらんないっていうか。」


なんでもないことのようにサラッと言い切ったユンギさん。私の方は驚いて固まってしまう。


一方でユンギさんはやっぱり何にも気にしてないみたいだった。


YG「ま、ほんとに失いたくないなら、失う前に行動するんだな。」


この話は終わりだ、と言うように前を向いた。


失いたくないもの…ね。新しい家族を受け入れることと古い家族を大切にすることは両立できるのかな？


YG「もう気分悪くないか？あと、20分ぐらいかかるから寝れるようなら寝とけ。」


『はい、ありがとうございます。」










こんにちは。作者です。お話の続きじゃなくて申し訳ないです。初めに別名義で活動していた、と話したのですが、一応自己紹介しておきます笑。


元々Blueという名前で、ド根性プリンセスとか指導医はミンユンギとか、どうせ死ぬなら美しく、というお話を書いておりました。


もし知ってるかもしれないという方がいたらコメントで教えてください。いてくれたら嬉しいなという願望笑。


高評価、コメントぜひお願いします。

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