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JN「ちょっとまって、一旦落ちつこ。こっちから説明するね。僕は看護学校で働いてるって言ったよね?Aさんはそこの生徒。」
ユンギさんは私を舐め回すように怪しげな目で見てきた。
YG「…お前高校生じゃなかったの?」
『失礼な!もう成人してますよ、とっくに!もう3年です!』
私は確かに童顔に見られることが割と多いけど、まさかユンギさんに高校生だと思われていたとは…。
『制服着てなかったでしょ!』
YG「…最近の高校は多様性を認めているんだなと。」
いくら考えても私が高校を卒業しているとは思わなかったようだ。
JN「2人とも、仲良いんだね。で、君たちの関係は?」
YG「あー、新しい妹だよ。親の再婚。」
JN「あーなるほどね。てかAさん、そのことについての資料出してたっけ?一応住所とか兄弟関係変わるなら必要だと思うんだけど…。」
あーそんなことすっかり忘れていた。
『今度出しますね。で、お二人の関係は?』
JN「あー、僕元々ここの救急科で働いてたんだよ。その頃、ユンギがうちに研修来ててさ。ユンギ先生って僕もしっかり呼んでたよ笑。」
なるほど。全く世界って狭いもんだ。置いてけぼりのジミンはポカーンとしていて、なんだか申し訳なくなった。
YG「…で、なんでお前は車椅子なんかに座ってんの?」
『…諸事情です。』
私がユンギさんに会いたくなかった理由はもう一つある。
JN「こら、意地張らないの。階段のところで背中後頭部強打、手は擦過傷、足は多分折れてはいないと思うけど…。で、一応歩けるけどかなり辛そうだったから車椅子。
ていうか、ユンギ、Aさんから聞かなかったの?時間見て保険証とかとってきてくれたら有難いんだけど…。」
…私は、連絡をしたって言っても父以外には電話しなかった。……普通に考えてまだあって一週間も経ってない人のことを頼って電話かけるなんて無理じゃん!
YG「あー、なるほど。俺今日、そんな忙しくないし後で保険証類とってくるわ。電話…ねぇ。今日母さんもテヒョンも家にいたはずなんだけどな。…お前後で説教な。」
ジトっとこちらを睨んできたユンギさん。軽率に怖かった。
JN「まあまあ、とりあえず整形外科着いたわけだし。じゃ、ユンギよろしくね。」
流れで整形外科まで着いてきたユンギさんと別れてソファーで待つ。
ここでも受付などなどは全部ジミンとジン先生がやってくれた。優秀なヘルパーさんでも雇った気分だね。
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蒼色(プロフ) - ななさん» ななさん、こんにちは。そうなんです笑。ちょうど半日ぐらい違って皆さんが読みやすい夜に投稿ができないことも申し訳ないです💦続編でも是非よろしくお願いします! (8月26日 0時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - カナダにいらっしゃったんですね…‼︎なんとなく時差はあるのかなと感じていました笑。続編もお供させてください!笑笑笑 (8月25日 23時) (レス) @page50 id: 3dac742d50 (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - asさん» asさん、こんにちは。そんな日課の一部にしてくださるなんて嬉しすぎて感激です。続き今アップしました。このお話を読んでくださりありがとうございました。 (8月25日 23時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
as(プロフ) - 前作からお話読ませていただいてます!最近は朝起きてからと夜寝る前にこのお話読むのが日課でした…。続編を今か今かと待ちわびてます (8月25日 21時) (レス) id: ca05a930ec (このIDを非表示/違反報告)
蒼色(プロフ) - ゆかさん» ゆかさん、こんにちは。そんなこと言っていただけるなんて嬉しいです。続編も是非是非よろしくお願いします! (8月25日 21時) (レス) id: 3f04ad914f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼色 | 作成日時:2023年8月17日 0時