140.翻弄されるのは貴方。4 ページ42
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"力で屈服させてきたお頭が、思い通りにならない事もあるんですね"と、意味深な発言をして摩論さんはテントを出て行った。
寝台横の机にお粥らしきモノと、謎の薬をおいて。謎のとは、どんな症状に聞くのか分からないモノらしく、薬だとは聞いたので大丈夫ですと笑顔で言われたけど。飲むのを躊躇ってしまう。
お腹は空いてるけど、体を動かすのはダルい。こんな時父上が側にいてくれたら、何も言わなくても抱き起こして食べさせてくれるのに…。
「なんだ、生きてるのか？」
「生きてて…悪かったですね…。」
聞こえてきた声に目を開けると、私の顔を覗きこんでニヤリと笑う桓騎将軍。端正な顔も、見る状況によっては腹立たしい。
「何か…用ですか…？」
「苦しんでいるお前の顔を見ながら酒でも飲もうかと思ってな」
「悪趣味ですね…ほんと」
その割には、手には何も持っていない。
お酒を飲むとか、本当のことなのだろうか。
「何も食ってないのか？」
「体がダルくて…。後で頂きます…。」
私に構わずどこかに行って欲しい。
ギシッと寝台が軋む音が聞こえ、手を引かれた先は桓騎将軍の腕の中だった。何が起こったのか分からない私に、「口を開けろと」と桓騎将軍は命令。
「あ、あの…。」
「何だ？」
「これは一体……どういうことですか…？」
「わかんねェのか？食わせてやるって言ってんだ」
わかる訳がない。むしろ、こんな事想像もしていなかった。極悪非道な人を人とも思わない行いを今まで繰り返してきたと聞かされれば、疑いたくもなる。
この人が、同じ人物なのかと。
「オギコの言うように、お前からイイ香りがするな」
「それは多分…気のせいです…。」
こんな体調の悪い時にあの力が解放されたら…マズイことになってしまう。
「お気持ちは嬉しいですけど…。風邪を移したくないので、」
「俺がそんな柔な人間に見えるか？」
「でも、悪いですから…。」
「悪いと思うなら、されるがままにしてろ」
ああ……きっとこれは夢だ。
夢じゃないなら、この現実の説明がつかない。
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bluemoon(プロフ) - うーちゃんさん» 今晩は。只今編集作業をしている最中で、終わり次第パスワードを外させて頂きます。ご迷惑をおかけ致しますがお待ち頂けますようお願い致します。メッセージありがとうございますね。 (2022年6月15日 20時) (
レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
うーちゃん(プロフ) - こんにちは☺︎ 4から見たいのですがパスワードがかかっており見れません(>_<) 教えていただけませんか？すごく面白くて一気読みしてしまいました！ (2022年6月15日 6時) (レス) id: ff65ffef2e (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - おはようございます。体調だいぶ良くなりました。お気遣いありがとうございます。書きたい衝動になっているので、自分のペースで更新していきたいと思います。コメントありがとうございました(*^^*) (2019年8月17日 10時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
Mimina(プロフ) - こんばんわ！体調大丈夫ですか？心配です。元気なったらまた素敵なお話楽しみにしています！ゆっくり休んでくださいね！ (2019年8月17日 0時) (レス) id: 4c3be01646 (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - Miminaさん» 返信遅くなってごめんなさい。ちょっと体調を崩してしまって、申し訳ありません。何回も読んでいただいてありがとうございます！更新頑張らないとですね。ありがとうございました。 (2019年7月31日 5時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bluemoon
| 作成日時：2019年6月9日 7時
