114.自分の気持ち。 ページ16
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最近、妙に父上が冷たい。いつもなら私が避けていても、「私が鍛練をみてあげましょう」「たまには一緒に寝て下さい」と付きまとってきたのに。
父上の温もりがないのは…寂しい。
「A、殿の部屋の前でうろついてどうした？入らないのか？」
「干央さん…。」
父上の側近の一人干央さんが、扉の前で立ち尽くしている私を見て声をかけてきた。
「用があるなら殿を呼べばいい」
「でも…今は、その…。」
「煮えきらん態度をするな。お前が呼べぬなら、」
「待って下さい！今はっ」
扉を叩こうとする干央さんの腕に抱きつき、阻止しようと同じタイミングで中から扉が開く。
「騒々しいですねェ」
「殿、申し訳ありません」
「A、私に何か用ですか？」
干央さんの腕に抱きついていた私を見た父上は、不機嫌そうな表情でそう言った。
「あの…特に用は、」
「王騎将軍、誰とお話されているんです？」
寝台から体を起こした綺麗な女性。私と目が合うと、妖艶な笑みを浮かべて微笑んだ。
「娘…ですよ」
「将軍にお子さんがいたなんて。私達"長い付き合い"ですのに、それは初耳です」
長い付き合いをわざと強調するような言い方に、ズキッと胸が痛む。私とは違う大人の女性。「抱いてあげましょうか」と口癖のように言っていた父上。
何の経験もない子供の私を父上はからかっていたんだ。そうじゃなきゃ…この部屋に、私と毎晩のように一緒に寝ていたこの寝台に、他の女性を呼んだりしない。
「A？」
「何でもないです…。失礼しました」
これ以上この場所にはとどまれない。
とどまっていたくない。
これ以上父上に何か言われたら…。
「A待ちなさい！」
父上の呼び止める声にも振り向かず、私は走り出した。
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bluemoon(プロフ) - うーちゃんさん» 今晩は。只今編集作業をしている最中で、終わり次第パスワードを外させて頂きます。ご迷惑をおかけ致しますがお待ち頂けますようお願い致します。メッセージありがとうございますね。 (2022年6月15日 20時) (
レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
うーちゃん(プロフ) - こんにちは☺︎ 4から見たいのですがパスワードがかかっており見れません(>_<) 教えていただけませんか？すごく面白くて一気読みしてしまいました！ (2022年6月15日 6時) (レス) id: ff65ffef2e (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - おはようございます。体調だいぶ良くなりました。お気遣いありがとうございます。書きたい衝動になっているので、自分のペースで更新していきたいと思います。コメントありがとうございました(*^^*) (2019年8月17日 10時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
Mimina(プロフ) - こんばんわ！体調大丈夫ですか？心配です。元気なったらまた素敵なお話楽しみにしています！ゆっくり休んでくださいね！ (2019年8月17日 0時) (レス) id: 4c3be01646 (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - Miminaさん» 返信遅くなってごめんなさい。ちょっと体調を崩してしまって、申し訳ありません。何回も読んでいただいてありがとうございます！更新頑張らないとですね。ありがとうございました。 (2019年7月31日 5時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bluemoon
| 作成日時：2019年6月9日 7時
