8.来客。 ページ8
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まさかとは思うけど。信じたくはないけど。神様に授かった力の正体が、なんとなくわかったような気がする。
漂が大胆な行動に走ったのも(あの後信にも同じような事をされた)、この香りのせいだとするなら。今一度神様に会って、殴っておきたい気分だ。
幸いこの香りが四六時中私から放出される訳ではなく。痣を擦るか、体温が高くなった時だけ症状が現れる。何度か信達に襲われそうになりながらも、身をもって体験したことだから間違いないと思う。
なんの力もない私がこの世界を生き抜いていく為の力だとしても。
もっと他になかったんだろうか？気をつけていると言っても、どのタイミングで力が解放されるかわからない。その度に迫られて襲われそうになったら…。
いや、考えるのはよそう。
「A、遊ぼう！」
庭の手入れを里典さんに言い付けられた私は、今日は信達とは別行動。今日だけじゃなく、なぜか最近は村から出ることなく家の雑用ばかり言い付けられていた。
「ごめんね、有くん。この仕事が終わるまで遊べないの」
「えー。おいらつまんない。Aが遊んでいいかお父に聞いてくるから待ってろ」
「有くん！もう少しで終わるから。ここで大人しく待てる？」
「Aがそう言うなら…。」
草むしりをしている私の横に、腰を下ろす有くん。私や信達がお世話になってる里典さんの一人息子。生意気な口を叩いては信によく睨まれているけど、遊び相手になって欲しくて構って欲しくて、わざと信に挑発的な態度をとっているような気がする。
私といる時は素直なイイコなのに。
「A寂しくないか？」
「どうして？」
「おいらがお父に頼んだんだ。信と漂ばかりAが仲良くしてるから。Aには家の雑用させてくれって」
「そっか。じゃあ、早く仕事片付けて遊ぼ、」
「すまんが、この家の家主を呼んできてくれんか」
声をかけられ立ち上がると、目の前には大柄な男性。顎髭をはやし、佇む姿は気品さえ感じる。身につけている服装も私達とは違う身なり。
この時代の階級がどういう制度わからない。けど、その出で立ちから多分位の高い人に違いない。
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ノア - 初めまして、この作品の王騎様と夢主の絡みが好きで毎月読み返しておりました。読み手に戻られることを考えていらっしゃるとお伺いしましたが是非とも見れる形に残しては頂けないでしょうか。毎回癒されながら拝見させていただいておりました。 (2022年8月3日 21時) (
レス) id: c471de6204 (このIDを非表示/違反報告)
( ´ω` )/(プロフ) - おもしろかったです。続きは見れないんですか？ (2022年7月31日 9時) (レス) id: 16f8a40083 (このIDを非表示/違反報告)
i05x09(プロフ) - 突然すみません。とても面白くて読み進めていたのですが、続きはもう読めないのでしょうか…？ (2022年7月30日 19時) (レス) id: a85be77842 (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - 凌さん» 160�兪宛紊塙佑┐討�話し書いています。ですが、読者様のお好きな設定で読んでいただければ。コメントありがとうございます。 (2020年7月4日 10時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
凌 - 主人公の身長はどのくらいですか？ (2020年7月4日 7時) (レス) id: 0f75895f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bluemoon
| 作成日時：2019年4月28日 0時
