試してみる？ １ MINGYU ページ23
.
『二人って、本当に真逆だよね？』
「どこがですか？」
『ミンギュ君は好きな人に対してまっしぐらな大型ワンコ系で、ウォヌ君は好きだけど顔には出さないツンデレなニャンコ系って感じが』
「そもそも俺もウォヌヒョンも人間ですけど…」
例えばの話だよとヌナは笑い、指に付いたマヨネーズをチュッと口に咥えて吸った。その音に敏感に反応したのは俺だけじゃなく、多分無言のままでハンバーガーを横で食べてるウォヌヒョンも同じだろう。
ヒョンはあまり感情を顔に出さないから…本当にそう思ってるかは謎だけど。
クールなウォヌヒョンと
顔に出まくりの俺。
「ヌナは……彼氏にするならどっちのタイプですか？」
「なっ、ヒョンいきなり何言って、」
無言のままでいてくれればいいのに
突然核心に迫ったこと聞くとか…。
そりゃ、俺だって興味はあるけど。
いや、めちゃくちゃ興味ある。
『私のタイプ？そうだなぁ…』
ヒョンはいつも以上に背筋が伸びていて、既に無くなっているコーラを俺は飲む振りをして、ヌナの顔を盗み見る。
どんな答えが返って来るのか。
俺もヒョンも、お互いがヌナを好きなのを知っている。
『私はトラタイプが好き』
「ホシ…」
「ホシヒョン！？」
俺とヒョンの言葉が同時に重なる。
予想外のヌナの返答。
俺かウォヌヒョンと聞いたはずなのに、ここにいないホシヒョンが好き…？
そんなバカな…。
ヒョン、自分から聞いといて隣で落ち込むなよ。
そう言う俺も凹んでるけど。
『確かにホシ君はトラ好きだよね。元気だし、周りを盛り上げてくれるし。一緒にいると退屈しなくていいかも』
「ヌナ元気なら俺だってあります！ヌナを退屈させません！」
「俺こう見えて、意外と肉食系なんです…。ヌナが好きなタイプに当てはまると思います」
ウォヌヒョン何言ってんだよ！
涼しい顔して、ヌナを満足させれます的な発言。
『ウォヌ君もミンギュ君もいい体してそう』
ヌナもノリがいいから答えなくてもいいのに…。
けど、好きなヌナに褒められて悪い気はしない。
それはウォヌヒョンの顔を見てもわかる。
「もしヌナが抱かれるなら…どっちがいいですか？」
「ヒョン！？え、なんて質問を、」
「ミンギュも気になるよな？」
はい！と大きく返事をして、慌てて手で口を塞ぐ。
そもそもウォヌヒョン、積極的やしないか？
ヌナの好きなタイプがホシヒョンって聞かされて
クールな心に嫉妬の火がついたみたいだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 853人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：bluemoon
| 作成日時：2021年1月31日 21時
