依存症。 JUN ページ25
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『ん…っ…ジュ…ナ…。』
「A…可愛い」
僕の膝に乗せたままの彼女を後ろから強く抱きしめる。顔だけ向かせて何度もキスを繰り返す。唇が離れた瞬間、彼女は僕の口を片手で覆った。
『テレビ観れない!キスは禁止』
「えー、もっとしようよ」
彼女の手を退かしてまた唇を近づける僕に、Aは立ち上がり僕から距離をとる。抱きしめていた温もりが急になくなり、寂しい気分。
『ベタベタするのも禁止。私の後をどこでも追いかけてくるのも禁止』
「やだ…。」
『ジュナ、子供みたいな事言わないの。お互い自分の時間は必要だよ。上手く付き合っていくためにも』
「子供でいい。だからAの側にいたい。Aは僕の事嫌い?僕が側にいるのも迷惑?」
『そんな事ないけど…、』
彼女の表情が曇っても、僕は自分の気持ちを偽る事はできない。過度なスキンシップだって、僕以外の男の匂いをさせない為の牽制。独占したいのは、彼女が好き過ぎて自分自信でも気持ちをコントロールできないから。
わかってる…僕の愛が重いってことは。
でも、僕にはAしかいない。
お願いだから遠ざけようとしないで。
『ジュナ、そんな顔しないでよ』
「Aは僕がいなくなっても平気?」
『平気じゃない…!けど、不安なの。私の彼氏だって言っても、ジュナを狙ってる女の子たくさんいるし。毎日してくれるスキンシップだって、気分次第でやめられたら…私が困るっていうか…、』
「もしかしてAも僕に依存してる?」
『仕方ないじゃない…ジュナが好きだから』
僕と同じで彼女も僕を必要としてる。
僕はただ好きな彼女に触れていたいって理由だけど、毎日行ってるスキンシップが功を奏したみたい。Aも僕無しではいられないようだ。
『なに笑ってるの?』
「ごめんごめん。A、ここにおいで」
僕が膝を叩くと、いつもの定位置に彼女は帰ってきて腰を下ろした。
Aの香りが一番好き。
どんな香りより僕を落ち着かせるし、興奮もさせる。
顎を掴み、またキスをした。キスの間にも、体のラインにそって指を滑らせれば、彼女の口から甘い声が聞こえる。
離れられなくなるぐらい、もっと僕に依存して。
脱がす口実。 HOSHI→←思うままに触れて。 SEUNGKWAN
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作者名:bluemoon | 作成日時:2020年4月25日 22時