今日:5 hit、昨日:27 hit、合計:9,806 hit
小｜中｜大
２０１ ページ21
.
ついにきてしまった日
私が一歩前に進むと決めた今日は
妙に空が澄んでいる
いろんな人に支えられて
たくさん時間を使って悩んで
やっと辿り着いた一つの答え
それを、健人くんにも伝えなければいけない
そしてこのことはきっと
健人くんもなんとなく気付いているだろう
でもね、その前に
私は健人くんとやらなきゃいけないことがある
私の自己満足かもしれないけど
健人くん、今日一日は付き合ってください
「あそこに飾ってある花、めっちゃ綺麗だね」って
「この食器オシャレだね」って
「これ超美味しいね！」って
健人くんはいつもの綺麗な笑顔で
いつもと変わらない空気で
今日も私の時間を彩ってくれる
会う前までは
"約束の時間が来なきゃ良いのに"なんて
心のどこかで思っていたのに
健人くんと過ごしていると
自然と笑顔になれて
"この時間が続いたら幸せなのかなあ"なんて
自分勝手な思いがよぎる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾌﾚｰｽﾞｼｭｸﾚ | 作成日時：2022年10月19日 3時
