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kento side
お互いに自分のスマホを見ていて
なんてことない沈黙が流れる中
俺の通知音が響く
A健人くん、話したいことがある
今週の土曜日、空いてる?
俺が空いてないと言ったら、どうなる？
俺が今、行きたい場所を提案したらどうなる？
逃げてしまおうかと思ったけど
そんなことをしても、後に虚しいだけ
俺は深呼吸をして
健人空いてるよ
ゆっくり話せそうなところ探すね
そう送った
健「風磨、土曜の夜空けといてくんねえ？」
風「あぁ、良いけど
どうしたの」
健「ありがとう
まだわかんねえけど
多分、土曜の夜は俺一人じゃ無理だわ笑」
風「珍しいこともあるんだな笑
分かったよ」
詳しくは言わなかったけど
なんとなく空気を読んでくれて
少し笑ってそう受け入れてくれる風磨は
やっぱり俺の大切な人
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作者名：ﾌﾚｰｽﾞｼｭｸﾚ | 作成日時：2022年10月19日 3時
