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『もう、本当に勝利は優しすぎなの
私の方こそ何回も勝利には助けてもらったし
勝利と過ごした毎日は本当に楽しかった
正直言うと今でも時々思い出しちゃうくらい、』
勝「一つだけ、確認したいこと
というか聞きたいことがあるんだけど…
良い？」
『ん？うん
何…？』
勝「これは本当に正直に話して欲しいんだけど
"終わりにしよう"って言ったあの日
Aにはもう、俺への気持ちなんて残ってなかった？
今じゃなくてね？
あの時
まあ、聞いたところでどうなる訳でもないんだけど…」
へへっと少しだけ笑う勝利は
あまりにも切ない顔をしていて
私はふるふると頭を横に振るのが精一杯だった
『…違う
そんなことない
逆だよ
あんな言葉、嘘でも言いたくなかった
勝利のこと、大好きだったよ
ずっと
本当に、ごめんね
言った後に謝れる訳もないのに
いっぱいいっぱい傷つけちゃった』
流れる寸前まで溜まってしまった涙を
必死に上を向いて乾かす
勝「良かった、 泣かないでよ
その事実が知りたかっただけだから
傷つけちゃったのはお互い様でしょ？笑」
『っ…ありがと
大丈夫、泣いてないから…ふふ笑』
勝利は優しすぎる笑顔で
何も言わずに頭を優しく撫でてくれて
そんな優しくしないでよ
なんて思いながら
私は涙を堪えるのに必死だった
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作者名：ﾌﾚｰｽﾞｼｭｸﾚ | 作成日時：2022年8月24日 2時
