青い恋人２ Shori.S (ページ7)

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聡「海通らないとこんなに早く着くんだね笑」

『ほんと笑

いつもの半分くらいの時間しかかかってないね』

いつもは聡が分かれる道を一緒に真っ直ぐ進み

勝利の家のインターホンを鳴らす

間も無くすると

勝利のお母さんが慌ただしそうに出てきた

勝利母「あら、聡くんにAちゃん

ごめんね～、今勝利いないのよ

ちょっと数日間学校に行けなくなるかもしれないわ」
『え！勝利大丈夫なの？！』

勝利母「あ、ごめんね

心配しなくて良いのよ

勝利はいつも通り元気だから

ちょっと家の用事でね、」

『勝利戻ってくるよね？！

いなくなったりしないよね？』

聡「ちょっと、A！」

『あ、ごめんなさい…』

勝利母「大丈夫よ

ごめんね〜、心配かけて

勝利は今日の夜とりあえず帰ってくるわよ」

『よかった、』

聡「あの、今日は俺らプリントとアイス持ってきただけだから…」

勝利母「ありがとう！

勝利に渡しておくわね」

何やら勝利の家はなんとなくバタバタしている様子で

とりあえず私たちは退散することにした

何も言葉は発さなかったけれど

私と聡の足は自然と海に向かっていた