今日:7 hit、昨日:11 hit、合計:10,575 hit
小|中|大
◆77 ページ32
.
勝利の口から発せられた
思いもよらない言葉に
動揺が隠せなかった
いつの間にか私たちはいつもの海に着いていて
隣の勝利も目が泳いでいて
何も言えないまま
いつもと同じように
2人で並んで丸太に座った
脚と肩が触れて
いつもより距離が近く感じるのは
私の考えすぎなんだろうか
私の鼓動はこんなに騒がしいのに
相変わらず目の前の海は穏やかで綺麗で
水平線に夕日が隠れていく様子を
ただただ静かに眺めていた
勝「『あ、』」
外が薄暗くなってきた頃
色鮮やかな眩しい光と大きな音が
私たちの見上げる先で美しく舞った
手の位置を変えようと動かすと
勝利とタイミングが被ってしまい
綺麗にぶつかった
勝利の顔を見ると
優しく微笑んで
私の手の上に勝利の手を重ねた
勝「花火が終わるまで」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:フレーズシュクレ | 作成日時:2022年6月28日 0時