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勝利の口から発せられた

思いもよらない言葉に

動揺が隠せなかった





いつの間にか私たちはいつもの海に着いていて

隣の勝利も目が泳いでいて



何も言えないまま

いつもと同じように

2人で並んで丸太に座った





脚と肩が触れて

いつもより距離が近く感じるのは

私の考えすぎなんだろうか





私の鼓動はこんなに騒がしいのに

相変わらず目の前の海は穏やかで綺麗で



水平線に夕日が隠れていく様子を

ただただ静かに眺めていた





勝「『あ、』」



外が薄暗くなってきた頃

色鮮やかな眩しい光と大きな音が

私たちの見上げる先で美しく舞った





手の位置を変えようと動かすと

勝利とタイミングが被ってしまい

綺麗にぶつかった



勝利の顔を見ると

優しく微笑んで

私の手の上に勝利の手を重ねた





勝「花火が終わるまで」

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作者名:フレーズシュクレ | 作成日時:2022年6月28日 0時

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