今日:12 hit、昨日:11 hit、合計:10,580 hit
小｜中｜大
◆６３ ページ18
.
先生が言っていた通り
少しずつ文化祭の準備が始まりつつあった
今日の6時間目は文化祭準備の時間になる
先「今年の文化祭のテーマは"おとぎ話"だ
じゃあ、残りの時間は学級委員に任せる
西畑、文化祭の役割分担してくれ〜」
西「はーい、じゃあこれからどんどん決めていきますー」
やりたいお話、盛り込みたい内容
クラスのテーマなどがどんどん挙がっていき
時々外を眺めながら
私はぼーっとその様子を追っていた
西「ということで、大元になる物語は
"シンデレラ"でいきたいと思います」
続けて、主役を男女一人ずつ立候補で決めようとしていたけど
やっぱり誰の手も挙がらないまま推薦に
「男子は勝利がいいと思いまーす」
「俺もー」「私もいいと思う！」
そんな声がどこからともなく聞こえて
少し困った顔で後ろを振り向いた勝利に
『言ったでしょ？』と小さい声で伝えた
西「ということで、勝利
やってくれる？」
勝「…まあ、はい」
誰もやりたい人がいないとなれば
お願いされたこのタイミングで
勝利は断れるような性格じゃないから
私の言っていた通りになった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾌﾚｰｽﾞｼｭｸﾚ | 作成日時：2022年6月28日 0時
