青い恋人２ Shori.S (ページ17)

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◆６２ページ17

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帰り道で私は勝利の賞状を借りて

本文を読み上げる

『ふふ笑

佐藤勝利殿

あなたは○○年度の～～

ふふ笑

いや～、嬉しい

すごいね～』

勝「Aの作品かよ笑」

『なんか賞状見てたら

私がとったくらい嬉しくなってきちゃった

本当に勝利はすごいね

私の自慢の幼馴染だよ』

勝「やめろよ笑

恥ずかしいって

所詮入選だよ？」

『何言ってるの！

全国で入選するなんてすごいじゃん！

全国だよ？！

全国の中学生何人いると思ってるの

上位10人くらいしかとれないんでしょ？』

勝「まあ、そうだけど」

『もう～

私が代わりに勝利の部屋にこれ飾ってあげようか？』

勝「大袈裟だな～」

こんな何でもないやりとりをしながらも

やっぱり私たちは海に着いていた

勝「文化祭、やっぱり劇だよね」

『うん、3年生はみんなそうだもんね』

勝「俺、裏方に専念したいなー」

『うん、私も

でも勝利は無理だね』

勝「なんで？」

『うちのクラスの主役なんて

勝利がやらないと全校生徒黙ってないよ笑』

勝「なんだよそれ笑」