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誕生日当日の朝は目覚ましより早く起きた。
理由は簡単だ。
「・・・どーっすっかな」
小山へのプレゼントをまだ買えずにいた俺は
焦りでゆっくり寝ることもできないのだ。
小山のことだから、
どんなプレゼントでも大げさに喜ぶに違いない。
だから余計に迷ってしまう。
「・・・仕事中に考えるか」
どーせデータ打ち込んだりするだけだし。
仕事なんかより、こっちの方が断然優先だ。
・
「小山ー」
「・・・なんですか」
書類に不備でもあっただろうか。
「今日、昼飯どうだ？」
「は、」
どうだ？と言われても、返す言葉がない。
気づけばもう12:00を過ぎていた。
「気晴らしに外にでも行かねえか？」
「・・・・・・。」
・・・つまり、一緒に食おうと。
「今なら俺の奢りだぞ？」
「・・・行きます」
別に、奢りってとこに釣られたワケじゃない。
課長なら、いいアドバイスをくれる気がしたからだ。
「イタリアンでも行くか」
エレベーターに乗ったとたん、思いついたようにそう言う。
「え、」
ってきり、ワンコイン定食とかだろうと思っていたのに。
「女子はそーゆーの好きだろ」
「・・・好きですけど」
俺は女子じゃないけどな。
「実は行ってみたい店があったんだ」
そう言って課長が案内してくれたのは、
いかにも女子が好きそうなカフェレストラン。
アンティーク調の木製の椅子は
女性客で埋め尽くされている。
「いっつもこんな感じだから、男一人じゃきづらくて」
「・・・確かに。」
この店にサラリーマン一人は、明らかに浮いてしまう。
「小山は何食べる？」
「・・・カルボナーラで」
「お、うまそーだな」
「はい。」
「俺はペペロンチーノにするかな！
すいませーん、注文お願いしまーす」
甲高い女子たちの声で満たされた店内に、課長の低い声が響く。
「・・・あの人、若干イケメンだよね？」
そんな声を耳にして、思わず吹き出しそうになる。
"若干"ってなんだよ。
課長の耳に入ったら、さぞ気にするんだろうなー・・・
「おい、今誰か俺のこと喋ってなかったか？」
「え、そうでした？」
・・・地獄耳かよ！
「イケメンって聞こえた気がするんだけど」
「・・・・・・。」
都合の良いところしか聞こえてねーのかよ。
・・・なんか、こーゆーヤツ俺の家にもいる気がする。
・
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you(プロフ) - こうめさん» コメントありがとうございます！萌えますか!?嬉しいです(n*´ω`*n)これからもよろしくお願いいたします!! (2017年4月16日 19時) (
レス) id: 5d9e2ea9d3 (このIDを非表示/違反報告)
こうめ - 小山可愛い(*´∀｀*)萌えるわー←
お話とっても面白かったです!これからも頑張ってください!!q(^-^q) (2017年4月16日 13時) (携帯から) (レス) id: 76f089da6a (このIDを非表示/違反報告)
you(プロフ) - 中村嘉惟人＝松尾凪さん» レス遅くなってすみません！コメントありがとうございます！小山は小山でもNEWSの小山クンではありません!!笑拙い文章ではありますが、どうぞこれからもよろしくお願いしますm(__)m (2017年4月15日 11時) (レス) id: 5d9e2ea9d3 (このIDを非表示/違反報告)
中村嘉惟人＝松尾凪 - 小山！？小山慶一郎なのか… (2017年4月7日 20時) (レス) id: 2ef1bf22ba (このIDを非表示/違反報告)
you(プロフ) - Kijima �将気気�» コメントありがとうございます(/ω＼)図々しいのが小山の取り柄です笑フツー間違い起きますね!!←これから起きるやもしれません・・・笑これからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m!! (2017年1月9日 1時) (レス) id: 5d9e2ea9d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：you | 作成日時：2016年12月10日 13時
