思春期3 ページ4
『はぁ…っはっ……！』
学校をでて走る
まだ近くにいたりしたらお礼がいいたい…！
『っ！あ、あの！』
「あ？」
目の前に見えたさっきみたツンツンの頭
男の子は心底うざいと言ったように振り返った
『あ、あの…！さっきはありがとうございました…！ギミックも倒してくれて保健室にも運んでもらって…』
「……」
『私っすごく助かりました！
本当にありがとうございました！』
息を整えながらお辞儀をした
顔をあげても男の子はずっと黙ったまま
『あの…？』
「別にてめぇのためにしたんじゃねんだよ！
運んでやったのは隣にいたクソモブ野郎がうるさかったからだよ！」
隣にいた…ってことはあの男の子、かな…
『…っそれでも嬉しかったので……っ』
「っ！おいっ……！」
『……？』
いきなり肩を掴まれて後ろに押された
その衝撃で尻餅をついてしまった
『いっ…あ、あのっ』
「てめぇ……！試験の時といいっ…なにしやがんだよっ…！」
『…ぁ……あっ！』
男の子の顔は赤くなっている
息も荒い
も、もしかしてっ…個性がっ…！
「てめぇ…！なにしがった！！」
『ごご、ごめんなさいぃぃ！』
またガバっ！と頭を下げた
もしかして汗かいたからそれで…！
それに男の子は試験の時もって言ってた
あのときはうまく調整してたからまわりの人にはあんまり効果はないはず…
この人は私の個性が聞きやすいのかも……
「はやくときやがれっ…！」
『はい！でもとくってどうすればっ』
「知るわけねぇだろ！てめぇの個性なんかよ！」
『すみませんっ…えっとっえっと……！』
どうしたらいいんだろっ……！
どんどん混乱していく
まわりにこんなに聞きやすい人なんていなかったから……いや、いなかったわけじゃ、ないけど…
『っ！大丈夫ですかっ……！』
「っクソ…！！」
男の子がふらついたのを急いで受け止める
どうしよう…私の個性のせいでっ…！
『ごめんなさっ…！ごめんなさいっ…！』
涙がポロポロあふれでた
男の子のほうが辛いはずなのにっ…
「…っなにされても文句言うなよ」
『え…んっ』
そう言った瞬間
私の唇に熱くて柔らかいものが触れた
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まゆ - かっちゃんかわいいです♪更新待ってます！ (2017年7月17日 22時) (
レス) id: a7445eae76 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 続き楽しみにしてます！頑張って下さい(*´∀｀) (2017年4月4日 9時) (レス) id: 2bd81eab22 (このIDを非表示/違反報告)
スカイベリー(プロフ) - もふもふさん» ありがとうございます！！最近更新出来てませんががんばります！ (2016年11月10日 18時) (レス) id: 058176d380 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ - この作品でさらに爆豪君を好きになっちゃいました！更新頑張って下さい！これからも応援しています！ (2016年11月8日 0時) (レス) id: 58e18e9b88 (このIDを非表示/違反報告)
スカイベリー(プロフ) - 白猫さん» コメントありがとうございます！これからも喜んでもらえるように頑張るのでよろしくお願いします！ (2016年9月21日 21時) (レス) id: a4a39383ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スカイベリー | 作成日時：2016年8月16日 20時
