もう一度君に会えるなら…2 (ページ34)

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先伸ばしに出来ない問題 uｰknow ページ34

それからの日々はゆいを一人にさせないようにチャンミンか俺が交代でゆいの側にいれるように仕事を調整してもらった。

どちらもどうしても仕事に出なければ
ならないときはイトゥクヒョンやBoAに
着いてもらうようにした。

BoAはゆいの側にいるとき
そっと影で泣いていることもあった。

ゆいはあの発作以来あまり話すことを
しなくなり脱け殻のように日々を
過ごしている。

ファンの間ではあまりに長すぎるゆいの休業を心配する声やまた引退するのではないかと
はやし立てる声もあった。

それでもゆいは一歩も外に出ず
ただただ毎日ソファやベッドの上で
俺たちの帰りを待つことが全てのようだった。
相変わらず俺かチャンミンどちらかが
帰らなければゆいは眠らない。

俺達は…いや、俺は少し参っていた。
グループの行く末もどうしたら良いのか
分からない。
そんな中で見るゆいの姿。

俺はBoAにゆいを頼んで
外の空気を吸いにふらっと外に出ていた。

少し現実から離れたかった。
帽子を被れば最近は気づかれないほどに
なってしまっている。

つい最近上層部に言われた。

「ゆいがあんな調子なら
復帰は難しいかもしれないな。」

ゆいがあんなに頑張って守ろうとした
東方神起というグループ。

ゆいなしではもちろん復帰したくない。
それでも決断を何年も先伸ばしにすることも
出来なかった。