限界からの始まり ページ18
明け方私は部屋を出た
あまりに泣きすぎて
喉がカラカラだった
リビングに向かい扉を開けると
そこにはユノ、ジェジュン、ユチョン、
ジュンス、チャンミンが揃っている
みんな寝ずに過ごしたみたいで
私の顔を見てみんな揃って立ち上がった
「ゆい、その·····大丈夫？」
ジュンスが不安そうに聞いてきた
そのぎこちない優しさに笑顔を返す
「もう大丈夫だよ」
「無理して笑わなくても、良い
俺たちはもう家族みたいなもんだろ？」
そう優しく笑ってくれたユチョン
「ほら、ゆい
ちゃんと水分摂って
目も冷やさないと腫れちゃうから」
ジェジュンは水と氷を渡してくれる
私はそんな３人の優しさに
また泣いてしまった
家族という言葉に
今、弱いのかもしれない
「あぁー！？
ゆい、それ以上泣いたら
干からびちゃうよ！」
そう言ってジュンスが慌て出す
それを見てユノとチャンミンが後で笑う
その出来事から私たちの距離は
大幅に縮まったと思う
辛い練習も休みなく続くスケジュールも
いわれのない批判やアンチ
メンバー内のデタラメなスキャンダル
そんな事もみんなで笑って乗り越えた
兄妹のように笑って支え合った
「ねぇ、私たちって本当に家族みたいだね」
私はチャンミンに
移動車の中で話し掛けた
「じゃあ誰が母親で
誰が父親ですか？」
私の中でそれは答えが出ている
「お母さんはチャンミンで
お父さんはユノ」
それを聞いて
チャンミンが驚いた顔をする
「てっきりジェジュンが
お母さんかと思いました
料理もするし面倒見もいいでしょう？」
私はそこは譲れない
「だって韓国で赤ちゃん同然だった私を
育てたのはチャンミンでしょう？
だから私の中でチャンミンはお母さんなの」
そんな私の答えにチャンミンは
何とも複雑そうな顔をした
「いや、嬉しいけど·····
どうせならお兄ちゃんとか
せめてお父さんとか、そういう·····
いや、嬉しいんですよ？
けど、お母さんてなんか·····複雑」
その心底嫌そうなチャンミンの顔に
私は大爆笑してしまった
私の中でお母さんの位置は
だいぶ格上なのになぁ？
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blue bird(プロフ) - コメントありがとうございます。少しずつですが読みやすく変更していきたいと思います。今でもそう言ってくださる方がいてくださると思わずコメントを頂いて嬉しくなりました。これからもゆいをどうぞよろしくお願いします！ (2019年6月9日 23時) (
レス) id: df3c0b8e27 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 何度読んでも泣ける感動作品。更新されてるのでまた最初から読んでは嵌まって泣いてジーンとしてます。 (2019年6月6日 21時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
blue bird(プロフ) - ルカさん» 名前変換は私の作品で出来るものはありません_(._.)_ごめんなさいm(__)m (2016年9月18日 13時) (レス) id: 4a53b7e467 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 名前変換はできないのでしょうか？ (2016年9月18日 4時) (レス) id: a22bd28471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛べない鳥 | 作成日時：2016年2月21日 23時
