敏感体質な男装少女が皆に絡まれる話 2【twst】

髪カーテン ページ26

ネロSide




『あぁぁ…折角綺麗に出来たのに…』




苦労の結晶が、目の前でそれこそ跡形もなく消えてゆく。


そんなに嫌…？


一度私に置き換えて考えてみよ




イデア(男)が、みつあみ(女の姿)をするって事だから…



私がズボンをはく…？

違うよな。女性でもズボンはくし。




じゃあ、

私がヒゲをはやす…？









うわ嫌だな



思ったより申し訳ない事したな…






『…ごめん…』




「本当にそう思ってる？」




その言葉と共にイデアが上から顔を覗き込んでくる。


イデアの耳にかけられた髪が、スルリと落ちてくる。




　 近っ






しかもめちゃ堂々してるやん……！！！


いつものオドオドした感じは…？？ええ…？誰…

ていうか何だかとっても色っぽいわね!!!!




『…近い…』





「ｴｯあ、ご、ごめん…！」




高まる気持ちを抑え、率直な意見をぶつけてみる。

それにより、急いで身体を起こそうとした様子だったが、何を思ったかその動きを止めた。






…えっ何してるの…？







こちとら羞恥度が凄いから早く退いて欲しいのだけども(焦り)






後、さっきの身体を起こそうとした振動でイデアの髪の毛がめちゃ落ちてきたんだけども







…









…はっ








これが…髪カーテン……？(ひらめき)

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