��82 終末(1) ページ35
「小僧……クナイを貸せ！」
再不斬の口に巻いてあった布がパラパラと地面に落ちてゆく。
「あ……うん」
ナルトが投げたクナイを再不斬は口にくわえて、ガトーに向かった。
「なっ!?もういい！お前ら、あいつをやってしまえ！任せたぞ!!」
すごい勢いで走り来る再不斬に恐怖したガトーは後ろへと逃げる。
私には、走りゆく再不斬がまるで鬼のように見えた。
深手を負って、両腕の使えない再不斬に槍や刀を刺すのは、容易いことだった。それでも、再不斬はたった一本クナイで敵を倒していく。
まっすぐ……ガトーを狙いながら。
そして……ついに、ガトーの腹に再不斬のクナイが刺さった。
「そ……そんなに……仲間の元へ逝きたいならお前一人で……行け！」
ガトーが血を吐きながら言う。
「あいにくだが……俺は……白と同じ所へ……逝くつもりはねぇ……」
「何だと!?」
「てめーは……俺と一緒に……地獄へ逝くんだよ!!」
次の瞬間、ガトーの首が空に飛んだ。
ナルトは息を飲み、カカシ先生は目を瞑り、私はただまっすぐその光景を見つめていた。
そして……再不斬は血だまりの中に倒れた。
思わず目を逸らそうとしたナルトにカカシ先生は静かに言う。
「目を背けるな……必死に生きた男の最期だ」
「……うん」
小さく応えたナルトは、ただまっすぐ前を見つめていた。
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雪フリー - はい!!楽しみに待ってます!! (2015年6月28日 15時) (
レス) id: 0c0312bbf4 (このIDを非表示/違反報告)
グレイス(プロフ) - 雪フリーさん» すいません！学校でテストがあったりして小説が書けてなかったんです。そろそろ更新しますのでもう少し待っていてください (2015年6月20日 22時) (レス) id: ff89aade6b (このIDを非表示/違反報告)
雪フリー - 最近更新がありませんけど体調が悪いんですか!? (2015年6月18日 19時) (レス) id: 0c0312bbf4 (このIDを非表示/違反報告)
グレイス(プロフ) - ハムラビさん» 更新できてなくてすみません！これから頑張って更新していくので応援よろしくお願いします。落ちは参考にさせていただきます！ (2015年4月22日 16時) (レス) id: ff89aade6b (このIDを非表示/違反報告)
ハムラビ - 続きが楽しみです!!更新待ってます!!ちなみに落ちはサスケがいいです!!お願いします!! (2015年4月22日 14時) (レス) id: 19178ded1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グレイス | 作成日時：2015年3月23日 15時
