10.ダッシュ ページ10
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二宮のコーヒーのお陰も
あってか、仕事は捗り、
自分の中のノルマもこなす事が出来た。
時計の針を見ればもうすぐ定時。
ふと目を部署内にやると、
偶然？必然？
部長と目があってしまった。
あったんじゃなくて、
あってしまった。
私に気付いたみたいに、
ニコッと笑ってるけど部長。
その笑顔が怖い。
嫌な予感しかしないんですもん！！
「あ…ｯ…」
で、その予感は見事的中。
コツコツとお高そうな革靴を
鳴らしてこちらに向かってきてる。
やばい、
ATフィールド全開にしても絶対
破ってくるよねこの初号機。
冷や汗が止まらない。
あぁあ、頼む！はやく！
はやく定時になって！！
「永瀬…」
「お、定時じゃない！？
あら、帰らなきゃあ〜！！」
こんな都合いい話ある？
あったんだなそれが。
時計はちゃんと定時の時刻である
6時を回っていた。
神様、ありがとう！！
そそくさとバッグやら
ジャケットやらを準備して
イスから降りようとした瞬間、
ガンっとイスのキャスター
部分に足を置く部長。
ひっ、ひぃいいいい！？
驚きすぎて声が出ないんですけど！？
「こら、逃げる気か？」
いつにもなく低い声で
言うものだから、もう察した。
「ダッシュで…
逃げるしか無いですね…。」
「は…？」
よーい、ドンっ！
の瞬間私はこれでもかってぐらい
猛スピードで逃げた。
50m7秒台なめんなよ！！
捕まったら絶対ペットに会わせろ
ってなる=ペットなんて
拾ってないってバレる=嘘だと分かる。
嘘だって分かったら…。
想像しただけ怖い、怖すぎる！！
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きりりん(プロフ) - チェリーさん» ふぎゃあああ、コメありがとうございます！！そう言って頂いて光栄です｡ﾟﾟ(*´□`*｡)°ﾟ｡モテモテなのはきっと作者の願望だからですね！笑これから智くんが色んな顔見せてくれると思うのでこれからも読んでやってくださいね！ (2017年4月8日 18時) (
レス) id: f5be3d2d1d (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - こんにちは！！この作品、昨日あなたへのオススメに出ていて、昨日から見させて頂いております！モテモテな主人公ちゃんが羨ましいですね…笑この作品の智くん、ほんとに大好きです！これからも頑張ってください！ (2017年4月8日 18時) (レス) id: a0fb27e534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりりん
| 作成日時：2017年3月26日 10時
