25.ゼリー好きなリス ページ25
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もぐもぐ。
ゼリーを食べる姿はまるでリス。
「美味しいですか？」
「超うまい。笑」
「ぶふっ笑」
満面の笑みで言うから吹き出して
しまったじゃないか。
どんだけ嬉しいんだろ。
ずっともぐもぐしてる。
小動物にしか見えない。
思わずじーっと見てると
ビシッとデコピンをくらう。
「痛いー！」
「見すぎ、穴開くわ。」
「だって小動物感否めないから笑」
「なんだと…ぉっと…」
空になったゼリーのカップを
捨てようと立ち上がった瞬間
フラリとよろける部長。
ヒョイッとカップを部長から
取り返しゴミ箱に捨てると
ちょっと眉間にシワを寄せながら
辛そうにありがとうって言われる。
ん？
なんか来た時より
熱上がってそうじゃない？
「ちょっとおでこ失礼します。」
スッと部長のおでこに
手を添えると尋常じゃない位の熱さ。
思わず顔を見合わせる。
「…無理しすぎじゃないですか…？」
「ん…そんなつもりはねぇよ…」
「とりあえず寝てください…ほら」
部長よりはなでてない自分の肩を
ポンポンと叩くと大人しく
腕を回す部長。
よろけてたから、と思って
自分からした行為だったけど…
案外近くないですかこれ。
ちょっと項垂れてるから
部長の吐息が少しかかる。
ごめんなさい部長。
不謹慎だけどなんだか
セクシーすぎませんかね。
寝室のドアを開けると
綺麗なモノトーンのディスプレイ。
ふかふかそうなベッドに
ボフッと身体を沈めさせると
部長の息はちょっと荒くなる。
「…はぁ…永瀬…
移したらホントごめんな…」
「こんな時まで社員の心配ですか…」
「…社員としても女としてもだわ…」
「…部長…こんな時だけ
女扱いしてくれるんですね…笑」
「……いつもしてるつもり、けほっ…」
「そんな感じ全然しなかったけどなぁ。
あ、キッチン借りていいですか？
良かったらお粥作っときます。」
「…不味かったら許さねぇけど？」
「酷いな！一応料理はできますよ。笑」
「ふはっ、んじゃ…任した…」
ちょっと意地悪そうに笑って
目を閉じる部長。
そっと起こさないように冷えピタを
貼るとちょっとピクッと動く身体。
冷たかったぽい。
そーっと寝室から出て
キッチンに立って買ってきた具材を
取り出し調理に掛かる。
誰かの為に調理したのって
何年ぶりだろホント。
でも人の為に作る料理はすごく楽しい。
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きりりん(プロフ) - チェリーさん» ふぎゃあああ、コメありがとうございます！！そう言って頂いて光栄です｡ﾟﾟ(*´□`*｡)°ﾟ｡モテモテなのはきっと作者の願望だからですね！笑これから智くんが色んな顔見せてくれると思うのでこれからも読んでやってくださいね！ (2017年4月8日 18時) (
レス) id: f5be3d2d1d (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - こんにちは！！この作品、昨日あなたへのオススメに出ていて、昨日から見させて頂いております！モテモテな主人公ちゃんが羨ましいですね…笑この作品の智くん、ほんとに大好きです！これからも頑張ってください！ (2017年4月8日 18時) (レス) id: a0fb27e534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりりん
| 作成日時：2017年3月26日 10時
