23.好きと好き。 ページ23
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A智くんごめんなさい、今日ちょっと帰り遅れます。
定時を迎えて、
早速智くんにLINEをする。
するとすぐ既読がついた。
大野大丈夫だよ、メシ一応作っとくね。
初めてくるLINEに
胸がきゅーってなるのは
私が智くんを好きになった証拠。
しかもなんか内容が夫婦みたいで…
むふふふっ…
「ニヤけ顔キモッ！！」
「っうるさいな！二宮何でいんのよ！」
「用事があっただけですー！！」
こいつはいっつも
タイミングよーく現れるな本当！！
ひとまず帰る準備して、
残業すると言ってた人達に
飴をおすそ分けして。
いざ、帰ろうと部署内から出た時
グイッと引っ張られる腕。
「ちょっと待ちなさいよ。」
「…私今日は用事あるから
狩り出来ないよ…？」
すると、はぁっとため息をつかれ
ぐるりと一回転。
自分でしたんじゃなくてされた。
当然目の前には二宮。
端正なお顔が目の前に…おふっ…
「そっちじゃなくて。
俺が聞きたいのは幸せなのって？」
「え…」
急に真面目な顔になる二宮。
きっと智くんとのことだ。
でもどうしてそんな事聞くんだろう。
「なんで聞いてると思う？」
「…それが全く。」
「アナタが前の彼氏と別れて
しばらーく居なかったから安心してたの。」
「ちょっと待って
それどういう意味よ。」
コイツ呼び止めてまで
ディスりたいのか！！なんて
思ってたけど。
人生とは何があるか分からないね。
「俺ね、惚れちゃった。」
「智くんに？」
「な訳あるかアホ、お前だわ。」
「…え」
淡く澄んだ茶色い目が
嘘じゃないって言ってる気がした。
しかも滅多に二宮
真面目な顔しないもんね。
しばらーくフリーズした頭でゆっくり
言葉を繋げる。
「私に、惚れたんですか。」
「ね、趣味悪いよね俺。笑」
「ホントね…元カノが泣きますよ。」
「ん、俺も思った。
まぁ返事はゆっくりで良いから。
じゃあね。」
颯爽と踵を返す背が
やけに大きく見えたのは
何かが変わったからなのか。
私もゆっくり背を向けながら
社内を出た。
その間ずっと二宮が
頭の中で浮かんでは消えてはをしてた。
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きりりん(プロフ) - チェリーさん» ふぎゃあああ、コメありがとうございます！！そう言って頂いて光栄です｡ﾟﾟ(*´□`*｡)°ﾟ｡モテモテなのはきっと作者の願望だからですね！笑これから智くんが色んな顔見せてくれると思うのでこれからも読んでやってくださいね！ (2017年4月8日 18時) (
レス) id: f5be3d2d1d (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - こんにちは！！この作品、昨日あなたへのオススメに出ていて、昨日から見させて頂いております！モテモテな主人公ちゃんが羨ましいですね…笑この作品の智くん、ほんとに大好きです！これからも頑張ってください！ (2017年4月8日 18時) (レス) id: a0fb27e534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりりん
| 作成日時：2017年3月26日 10時
