16.ハンバーグ ページ16
.
「てか大野さんさ、
コイツん家なんかで絵描けんの？」
もぐもぐしながら
軽く私に対して失礼な事を言う二宮。
何故もぐもぐしてるって、
夜ご飯まで食べちゃってるのよコイツめ。
手に菜箸を持ってた大野さん
お手製のハンバーグとオムライス。
大好物を食べられて
さぞかしご機嫌そうだし。
ホント子供かっ！！
「めちゃくちゃ描けてんよ。
ほら、今日は下描きしてた。」
大野さんがテーブルの上にあった
スケッチブックをめくれば、
まるでデッサンの様な絵が出てきた。
猫だ、猫。
生きてるみたい。
初めて見た…ってそりゃそうか。
すごいやっぱこの人
画家さんなんだ。
つい圧巻してると、
そんな私に気付いたのか大野さんが
ふにゃっと笑った。
「すげぇべ。」
「うん、凄いです…！」
「んじゃ今度Aちゃんの事、
描いちゃる。」
「え、マジですか！？笑」
「…ん、任しとけ。」
得意げにふふんと笑う
大野さん。
ついついこっちまでニヘニヘしてると、
前方から視線がグサリｯ。
チラッと見てハンバーグに視線を
落とす。
「無視すんなや。
てかデレデレしすぎムカつく。
あと付き合ってんのに敬語とかお前
そんな女らしくないでしょ。」
「な…、違うわ！！
年上だから敬語なんですぅー。」
「無駄に礼儀正しい奴〜。」
「もう狩りに出かけないぞ良いのか？
生肉仕掛けないからな！！」
「あ、ダメ。それだけはダメ。」
秘技・モンハン脅し。
二宮にのみぞ今のとこ効く魔法。
ずりぃ、とか声漏らしてる二宮。
これでもう文句は言えまい。
「二人とも仲いいなぁ。」
「「良くない！！！」」
「やっぱいいじゃん。笑」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 247人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きりりん(プロフ) - チェリーさん» ふぎゃあああ、コメありがとうございます！！そう言って頂いて光栄です｡ﾟﾟ(*´□`*｡)°ﾟ｡モテモテなのはきっと作者の願望だからですね！笑これから智くんが色んな顔見せてくれると思うのでこれからも読んでやってくださいね！ (2017年4月8日 18時) (
レス) id: f5be3d2d1d (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - こんにちは！！この作品、昨日あなたへのオススメに出ていて、昨日から見させて頂いております！モテモテな主人公ちゃんが羨ましいですね…笑この作品の智くん、ほんとに大好きです！これからも頑張ってください！ (2017年4月8日 18時) (レス) id: a0fb27e534 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きりりん
| 作成日時：2017年3月26日 10時
