2.パーカー幽霊 ページ2
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怖い、怖いよ。
こんな時間に、時刻は23:15ですよ？
こんな時間に公園って家出かホームレスか、
それか、幽霊？
そんなこと考えただけでゾワッと
背筋が凍った。
昔は幽霊とか信じなかったけど、
小学生の時が信じるきっかけだった。
お婆ちゃん家に行った時、
仏間でいとこと遊んでいたら仏壇から
声が聞こえた。
当然私達は悲鳴を挙げて急いで逃げた。
あれから本当に心霊系が無理。
だから今の状況が異常に怖い。
だから帰ろう、帰ってしまおう。
コツコツと帰り道に踵を返す。
徐々にヒールがコンクリートにぶつかる
音が速くなる。
だって、怖いんですもん！
「誰か、いる？」
「ぎぃやあああああああ！？」
低く、綺麗な声に対して
私のターザン的雄叫び。
きっと顔は強張るのを通り越して
草刈正雄みたいな顔だと思う。
その顔を後ろに向けると白いパーカーを
着た男性っぽい人。
何やら大きなリュックを背負ってる。
足は暗闇に消えてて
見えないのか、まさか…。
「や、や、いや幽霊ぃやあああ！？」
「幽霊ちゃうわ！！」
おもむろにその幽霊は何かを取り出して
自分の足元を照らす。
あ、あった足。私めっちゃ失礼。
「ご、ごめんなさい！！」
「良いよ、俺こそごめんね。」
優しく笑う男性。
例えるならふにゃっとした感じ。
スマホの灯りが照らされてるから
よく顔が見える。
こりゃあ完全にイケメンって分類だよね…。
なんでか分かんないけど絵の具みたい
なの付いてるけど。
「ふぁぁ……。よく寝たぁ……。」
今、この人"よく寝た"って言った？
え、私起こしちゃったの！？
「す、すみません起こして…！」
「もう、良いよ別に。」
ふわっとした髪をくしゃっとかいて
また笑う。
雰囲気までふわふわ。
「ところで何でこんな遅くに
女の子がいんの、どしたの？」
「あ、ちょっと酔ってまして…笑」
苦笑混じりでいうと
そっかぁと声を漏らす。
正確に言うと酔いは覚めてきてます。
貴方を見て(ビビった)。
「ぶえっくしょい！う…ぅ…。」
「あぁ鼻水、貴方こそどうしたんですか…。」
ひとまずティッシュを渡し、
さっきみたく盛大なくしゃみをかました彼に
聞く。
「あ、ありがと！んとね俺は…。」
ちょっと間を溜める彼。
「言いたくないならなら良いんですよ…？」
「いや、聞いて？長くなるけど。笑」
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きりりん(プロフ) - チェリーさん» ふぎゃあああ、コメありがとうございます！！そう言って頂いて光栄です｡ﾟﾟ(*´□`*｡)°ﾟ｡モテモテなのはきっと作者の願望だからですね！笑これから智くんが色んな顔見せてくれると思うのでこれからも読んでやってくださいね！ (2017年4月8日 18時) (
レス) id: f5be3d2d1d (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - こんにちは！！この作品、昨日あなたへのオススメに出ていて、昨日から見させて頂いております！モテモテな主人公ちゃんが羨ましいですね…笑この作品の智くん、ほんとに大好きです！これからも頑張ってください！ (2017年4月8日 18時) (レス) id: a0fb27e534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりりん
| 作成日時：2017年3月26日 10時
