* Sparkle * +1 (ページ7)

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☆高良くんと天城くんページ7

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「何してんの」
『あ、天城くんだ』

空き時間、一人でドラマを観ていると、片方のイヤホンを外された。
織山が来てたの全然気づかなかった。

てか、画面から推しがでてきた！

「天城くんじゃなくて今は織山ね」
『天城くんモード入って』
「やだよ絶対、てかそれ見ないでねって言ったじゃん！」

言われたけど、見るよ、そりゃねえ？
メンバーが主演のドラマ、めでたいじゃん。

『天城くんかわいすぎてしんどい、推し』
「おれに対してかわいいとか一回も言ったことなくない？」
『一回はあるでしょ』

知らんけど。
とにかく！今はドラマ見てるんだから邪魔しないでほしい。

「おれも見る」
『ネタバレしないでね』
「えっとねー、この後高良がー、」
『うるさい！』

これだから織山は！
天城くんくらい可愛くいてほしい。

「なるそんなBLとか好きだったの？」
『いや、元は別に興味なかったけど、目覚めたかもしれない』
「目覚めたって(笑)」
『というか、高良くんと天城くんが尊い、漫画全巻買った』
「じゃあネタバレも何も知ってんじゃん」

……まあね。
この後、キスシーンでしょ？

ご本人を前にしてキスシーン見るのちょっと気まずい。

『あ、キスした。わ、ちゃんとしてる』
「……もー、恥ずかしい、」
『自分が一緒にみるって言ったんじゃん』

あ、二回目！

『ドラマだと何回も撮り直すよね、何回したんですか？』
「覚えてません」
『覚えてないくらいしたってこと？！』
「……まじでうるさいこの人」

あ、電源切られた。

『何すんのさ！』
「天城くんの本物ここにいるんだから今見なくていいじゃん」

だから織山じゃなくて天城くんが好きなんだってば。

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