ずっと大切な人 ページ34
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『……本当に、ありがと』
ゆっくりと身体を離すと
お互い濡れた目で視線を交わす。
「おん。俺も聞いてくれてありがとう。
先輩にちゃんと伝えるんやで？」
『うん、頑張る』
「今はキツいけど、短期留学までにはむっちゃ
おもろいこと言えるようになっとくから」
『それは前からキツいでしょ？』
「なにぃ！このっ」
『きゃーーっ』
髪の毛をぐちゃぐちゃに撫でつけようとする
手から逃れようと後ずさると、お尻から転けて
お腹がよじれるくらい二人で笑った。
ありがとう
何回言っても言い足りない
これからもりゅうちゃんは
わたしの大切な人だよ。
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あのメッセージを見た瞬間は
今日は同じ家に帰るのしんどい
って思ったんだけど
りゅうちゃんのこともあって
ツラくても、気持ちを伝えるために
向き合おうって思ったから
《分かりました。制作頑張ってください！》
返信していいものか、ばくばくしながらも
普通に返した。
帰ってご飯作って食べ終わると
近所に住んでるコースの友達に誘われて
近くのファミレスで喋って。
家に着いたのは23時過ぎだったけど
先輩はバイトの日だったから
まだ帰ってこない。
先輩の夜食にってシチューを作って
お風呂上がり、今日あったことを
思い返しながらぼーっと座ってると
そのまま夢の中に意識を手放した。
「A」
名前を呼ばれて目を覚ますと
先輩が帰ってきたところだった。
『ん…おかえりなさい』
目をこすりながらそう言ったところで
今日のメッセージを思い出して
胸のあたりに靄がかかりだしたとき
「ごめんなぁ、今日」
大きなリュックをドカッと椅子に置いて
先輩が言った。
『えっ』
まさか謝られるなんて思ってなかったから
一瞬何のことか分からなかった。
「A来たら俺が喋りたくなって
まうからさ……ごめんな？」
振り返った先輩は眉を下げて
申し訳なさそうに笑う。
『い、いえ！そんな、わたしが
行き過ぎててすみません！
あ、シチューあるんで温めましょうか？』
「えっほんま！？腹減っててん〜ありがとぉ」
あれ、なんか
わたしが思ってるほど深刻じゃ
なかった…？
は〜癒される〜うま〜って
はふはふ幸せそうに食べる先輩を
向かいに座って頬杖をついて見つめる。
ホッとしていいのやら…
こんなにわたしの気持ちを振り回せるのは
悔しいけど、きっと
大好きなこの人だけ。
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ひまわり(プロフ) - さらんさん» ホーム画面に！？申し訳ないくらい嬉しいです！！！(笑)わざわざコメントありがとうございます〜！ハッピーエンド大好きなので、二人はどんな試練も乗り越えてくれるはずです♪安心してお楽しみ下さい(o^^o) (2015年10月3日 17時) (
レス) id: 0e83d11206 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 彰§さん» むっちゃ嬉しいコメントありがとうございます！純愛編でも、この場面が好き！って言ってもらえるようなキュンキュンをお届けできるように頑張りますねー！(o^^o) (2015年10月3日 17時) (レス) id: 0e83d11206 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ほたちろさん» わたし自身、両想いの先書いてよおおぉ！って思っちゃうタイプなんですよ(笑)ありがとうございます照れます(￣▽￣)うまく書けるか分かりませんが、甘々な二人をお楽しみ下さい♪ (2015年10月3日 17時) (レス) id: 0e83d11206 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 椿 めいさん» わざわざコメントありがとうございます！楽しみのひとつにしていただけて嬉しいです〜(o^^o)少しずつの更新になりますが、これからも頑張りますね♪ (2015年10月3日 17時) (レス) id: 0e83d11206 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 山田まゆさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると更新頑張ろうって思えます(o^^o)純愛編もよろしくお願いしますね♪ (2015年10月3日 17時) (レス) id: 0e83d11206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり
| 作成日時：2015年9月10日 23時
